東北の国から2017 相談
4月29日(土)仕事中、スマホに母から着信が2回ほどあったことに気づく。(もしかして…)と思い電話をかけ直したら、心配したそれではなかったので俺はほっとした。電話の内容はこうだ。「ばあちゃんの状態が安定してるので退院の話が浮上したとのこと。そして、退院後は施設を検討しているので相談に乗ってほしいから明日来てくれ」とのことであった。・・・・・・・・・・・・・・・。7:30 出発。この日もとてもよいお天気。ほんとは前日行こうとしたんだけど、眠気に勝てず行けなかったんだ母が、なるべく早くきてくれと言うので高速を使い実家を目指します。月山がきれいでした。新庄まで来ると、鳥海山もくっきり見えていました。すがすがしい青空だったけど、施設のことで頭がいっぱいでした・・・実家に到着すると、兄貴の子の鯉のぼりが泳いでいました。この時期、田舎の方ではでっかい鯉のぼりが男の子の誕生を教えてくれます。子供は希望の光ですね。ばあちゃんのいない実家は、し~んとしていました。ばあちゃんのいない茶の間もまだ慣れませんでした。う~む・・・。母から本題。ばあちゃんの今後について退院後、ばあちゃんを最後まで看ると言っていた母であったが、ばあちゃんが鼻からの経管栄養となったことから、急変や吸引など医療的なことを考えると実家で介護するのは厳しいとのこと…。家で看てあげたかったが不安が大きいと…母は話した。退院後、家でなければ施設しかないと病院からも説明があったようでした。前回の見舞いの際に、ばあちゃんが「家に帰りたい…」と言った言葉が俺の頭をよぎった。なんとか家で看れないかな…往診とか訪問看護とかそういうサービス使って看れないかな・・・と相談したけど、やはり現実的にむずかしい様子…。実際、ばあちゃんを看ることになるのは俺でなく母…、負担が増えるのも母…、だったので、なんともやりきれないが母の意向を受け入れることにした。ばあちゃんを施設へ入れるだなんて到底考えることができないけど、母がむずかしいという以上、そうするしかないと割り切るしかなかった。施設を考えるにあたり、これまたいろいろ考えなきゃならなかった。経管栄養となると特別養護老人ホームでの入所はむずかしいとのこと。もし管を抜いてしまったりした場合、看護師の体制などにより、その後の対応が難しいみたい介護老人保健施設であれば、空きがあれば入所はできるのだが三ヶ月という期間しか対応できないということ。三ヶ月過ぎた場合どうするのかと言う問題が残る。そして、病院から提案されたのが有料老人ホーム。経管栄養であっても受け入れは可能とのこと。問題はやはり金銭的なところです。ネットなど情報収集したけど、やはりちんぷんかんぷん。まずは見学に行くことになったのです。 見学には、ばあちゃんの子である叔父さんと叔母さん、そして、母と俺とで行くことになった。兄貴は消防の演習があり時間が作れなかった。見学した有料老人ホームはできたばっかりの新しい施設でした。明るくきれいな施設だったけど、ばあちゃんを入所させるのかと思うとやりきれません。職員の方が施設の説明をしてくれました。心配してた費用面は思ったより高くはなく、我が家の家計でもなんとかできそうでした。と、言っても余裕はないので、ばあちゃんの子達(叔父、叔母)や、孫たち(俺の兄弟)で協力して行くことになりました。部屋は個室はすでにうまって多床室しかないとのこと。その四人部屋を見せてもらったが、けっこう狭かったっけ…。でもばあちゃんは、もうほとんどベッド上の生活なので…。ここを逃すと、今後どうなるか分からない。施設を後にし、叔父さん、叔母さん、母と相談した。みんな自宅で看てあげたい気持ちはあったけど、やはり現実を考えると…。この有料老人ホームにお願いしよう・・・と話はまとまったのでした。病院へ戻ると弟夫婦が見舞いきていた。母から弟へ今後の方向性が伝えられた。いきなり退院、施設の話が飛び出て弟は驚きを隠せないでいた。ばあちゃんが施設へ入るとは、これっぽっちも思っていなかっただろうばあちゃんの容態はというと、点滴も外れ落ち着いていた。前に検査した通り内蔵的には問題はないのだった。ただ、食事を食べる気がないから経管での栄養となったのだ。「ばあちゃん、ご飯食べれたら家に帰れるんだよ」と、母はいうのだが、ばあちゃんは食べたくないと首を横に振るのだった。それでは経管を外すことはできない。ばあちゃんが覚醒するには波があるようで夕方わりとはっきりしているようだ数事だけだったが会話を交わし、再会を喜んでいました。ミトンの中が蒸れて手が汗臭かったので濡らしたタオルで拭いてあげた。弟は、むくんだ両手を一生懸命にマッサージしてあげてた帰り際、ばあちゃんは目を開けるけど声を出さないで頷いたりするだけでした。疲れたのかな午後、五時帰りの途につきます「ばあちゃん、また来るからな」「たのむな」「気をつけてな」鳥海山は雲の中でしたばあちゃんは95歳、これまで認知症もなく今までもデイサービスなど行きたくないと言う人だった養老院(施設)など行きたくない介護保険使ってないというのが自慢の人でした。そんなばあちゃんが、施設へ行くことになる・・・その選択がどうなのかみんな分かってたけど、今回このような方向になってしまった母は時期をみてばあちゃんに言わなきゃと言っていた。酒を買って帰りました。