立山トリップ2日目。
快晴の青空に恵まれました。ただ寒気の影響あり、かなり冷え込みました。昨日ゆるんだ雪がガリガリに冷え固まりました。そして、強風予報なのでした。

8:00 登山者、スキーヤー、スノーボーダー。
各馬 一斉にスタートです。

立山山頂は無理そうだけど、一の越までなら…と考えていたカミさん。前日、スノーシューをレンタルしましたが、やっぱりアイゼンの方がいいかもと頭を悩ませていました。

しかし、前日の疲れがかなり引っ張っており、一の越も微妙そう…。俺は雄山山頂に行き、カミさんは昨年のように一の越で待つプランが浮上しましたが、寒気・強風の中待つのは無理だろう…。
そんなわけで、カミさんの冒険はここまでとなりました。
チェックアウトのギリギリまでホテルで体力温存し、その後はゆっくり雷鳥散策プランを勧めました。

ここから、ソロで行動です。
旅先での別行動は何かと、不安もあったけど、「行ってきて」との結論に至ったわけです。

ルートは昨年と同じルート。
無理せず行ってみます。

氷点下の気温だったけど、日射しがあり、暖かい。
いつものようにソフトシェルで登ります。暑がりなので。

お社?のとこで休憩しようとしてたら、
目の前を雷鳥がとことこ歩いてました。
他の登山者もついつい足が止まります。

ここから、ちょっと息が上がりました。
雪がガリガリ硬め。
滑るのちょっと大変そう。

一の越へのアプローチの途中で、
「ゲーゲー」と鳴き声が聞こえてきました。

これは、いる!

いた!
私が撮影してると皆さん、気づいたようで集まってきました。

しばらく強風の中、撮影をしていました。
かなり、体が冷えてしまった。寒い…。

一の越山荘着。
強風をしのげる場所で小休憩。

ここから、黒部湖へ向かうルートがあるよう。
山形~宮城に抜けるように、富山から長野へ行けるのかな?いつか行ってみたいとこです。

風が強く、とても寒い。
ソフトシェルの中にウルトラダウンを着込みます。
ここからは、スノーシューを脱ぎ出発です。

まだ雪が残ってます。
ほぼ夏道が出てるのを事前に知ってたので、気持ちは楽でした。

雪はゆるんでるところもあれば、硬いところもある。
アイゼンは持ってこなかったので、見極めながら登ります。

けっこう急です。
ちょっとびびるよね。

雪どけは早いようです。
登山者は、このような岩の上もアイゼン履いたまま登ってました。そういうものなのかな?

ここにもいた。

見下ろすと急です。
帰り気をつけないとだ。

社務所が見えてきた。

氷ってます。


半分ほどきました。

雪どけクラック。

三の越に到着。

カミさんを下界に待たせているので、ゆっくりしてられません。気をつけて登っていきます。

ヘリコプターが飛んでました。

社務所裏。山崎カールとやらか?
1人滑ろうとしてました。ガリガリ大丈夫だろうか?

雄山山頂が見えてきました。
もうすぐ山頂の予感です。

不思議なことに強風がおさまってきました。

背中のスノーボードが下がってきてましたが、興奮して気づいていませんでした。またここに来れた!

埋まってます。

鳥居も雪に埋まってます。
今年は大雪だったからでしょうか?
それとも去年より早い時期にきたからか?

10:45 雄山山頂到着です。

またここに来れました!
しばらく山頂の喜びを他の登山者と共有しました。
「どこ滑るの?」
「やっぱり山崎カール?」
みんなが山崎カールを勧めてきます。
ガチガチに氷ってるのと、ソロで行く勇気がないのでやめておきました。

さあ、下山しよう。
カミさんを室堂で待たせてるのでね。

鳥居。

富士山は確認できず。
ちょっと急いでいたし。

ぱっくり

せっかくなので山崎カールとやらを偵察。
あれが、ろうそく岩とやらか?
どこかよく分からないけど。

ほんとは、行きたい気持ちはあるが、やめておこう。
転倒、滑落も多いと聞くとビビるよね。


休憩して下山しよう。
それが何より優先事項である。

モンベルクマボトルデビュー。

滑らないとは言え、気をつけつけて下山しなくてはなりません。

社務所裏をまたのぞく。笑

登りと下りが交差するところあり。
アイゼンないので雪の上は気をつけます。

三の越到着。
ここら辺からなら、滑って行けそうか?
その方が早く下りれそうだ。

と思ったけど、雪の上に立つとガチガチのガリガリに氷ってたので、滑り下りるのはやめました。
冬のガリガリとはレベルが違いました。春の暖かさでゆるんだ分、氷り方の質が違うんだと思います。

BCされる方は、「滑らないのもったいないよ~」と皆さん誘惑します。

分かってはいるけど、ガチガチなんだもん。
それに、バディがいれば俺も行ってみたい。

こちらの方も立山BCされる方でいろいろ教えてくれました。同じスタイルだと会話が弾みますね。

1部、雪のつながった下りがあり、アイゼンない我々にはヒヤッとポイントでした。気をつけ無事に通過しましたか。

一の越着。
デポしていたスノーシューを回収しました。

こちらから滑り下りる人達がかなり多かった。
そして、気持ち良さそう。
黒部湖方面へアプローチするようです。
いつか俺も行ってみたい。

大人しく室堂方面へ下ります。
一緒に下りてきたボーダーが先行で滑っていきましたが、ここでもガチガチの硬めで難儀してました。

滑ったらやっぱりガチガチ。
改めて山崎カール行かなくて正解だったと思いました。
行くならもっと滑りやすい時にしとこう。

標高を下げるとようやく、ゆるんできました。
まだ硬めではありますが。

気持ち良かった!

あっと言う間にブル道まで下りてきました。

カミさんが、ズームで撮ってたようです。

さあ、帰ろう!

雪崩れてる。

ホテル立山が見えてきました。

雪に埋もれてます。
白い雷鳥探し、散策を楽しめていたようです。
ほっ。

12:35 ホテル立山に戻ってきました。

預けていた荷物を回収し、ホテルのロビーで荷物の整理をさせてもらいました。
寒さと、日射し、体力面からの疲労がどっと押し寄せてきて、一気に睡魔がやってきました。

そして、室堂駅へ。
時間が早いけど、早く下山することに決めたのです。
昨日、バスで下山出来ない人が300人程いたので、余裕を持って早く下りることにしたのです。

並んでる人はけっこういるが、
この混雑のピークはまだまだこれからだろう。
天気がいいのでまだこの場所にいたいが、やっぱり帰ろう。

13:20のバスに乗れました。
ほっ。眠いです。

さよなら立山!

さよなら大谷サン!

雪の回廊の隙間から、立山高原ホテルが見えた。
立山トリップで一番最初にお世話になった立山高原ホテルは、2025年3月31日をもって営業を終了。コロナや地震の影響などあり利用客の減少、従業員不足などが理由で廃止となったそうです。

バスに乗って美女平へ。

この狭いケーブルカーにスノーボードと宿泊の重い荷物を持って、乗るのがちょっとストレスでした。なんとか立ち席で乗り込むことができました。
ここが一番ほっとした瞬間です。

立山駅が見えてきました。

14:35 無事に下山。
つかれたー!(移動がね)

ほっ。穏やかな山麓の気候に癒されました。

14:45 無事に帰還。18℃
荷物が重かった。そして眠い。

富山銘菓を補給。うま。
ばくばく食べました。

富山市の宿泊ホテルへ向かいます。
眠けがピークで、運転はカミさんにお願いしました。

くれぐれも気をつけつけて運転してくれよ!
助手席の指示役は、うるさいようです。

帰り道、去年偶然、出会った犬の散歩のおじさんを探しましたが、見つけられるわけもなく。ワンチャンの笑顔が印象的だったのでね。
下山後、立山連峰は雲の中でした。

