鳥海山の翌日。
かねてより行きたかった倉手山に行くこととなった。山頂から見える飯豊連峰の眺めがすばらしいらしい。
これは、行かないと!
そんなわけで出発です。
めずらしくカミさんも行きたいというので一緒に行くことになりました。
前日、お山用にとどらやきを買ったきたようだ。
賞味期限が今日までらしく朝ごはん代わりにどらやきを食べながら向かいます。
途中、上山市。なんだか霞んでいる。
ん!黄砂か?と思ったが...
どうやら南陽市の山火事らしかった。
そういえば、焼けたすすの匂いがする。
近隣住民は大変だろうな...
開通したばかりの、無料高速、梨郷道路の上より、飯豊連峰が見えた。
めっちゃ眺めが良いが、山火事のせいか霞んでいました。
残念。
小国町へ入ると、残雪の飯豊連峰がくっきり見えてきた。
おそらく、あそこが倉手山に違いない。
目的地である倉手山登山口を目指す。
取り合えず、ナビは飯豊山荘にセット。
通行止めでそこまでいけないが。
おお!!既に絶景だ!
かみさんは、すでに満足。もう帰っても良いとか抜かしてた。だめだろ。笑
駐車場は七時に満車になるという時前情報でした。
はたして間に合うか!?
8:50 登山口到着。19℃
やっぱり満車でした。
倉手山登山口。着。
去年の飯豊登山の際にたまたま見つけていたのです。
ふむふむ。
この山ももれなく、いきなり急登から始まる。
こういうパターンは多いね。
本格的な山登りが久しぶりなカミさんへゆっくり行こうと声をかける。
お!ぜんまい!
お!わらび!
山菜採りもいいが今日はやめておく。
さっそくきつそうなカミさん。
今年は行きたい山があるそうでがんばって来たようです。
おお!急登だ。
最初の30分、40分が急登だそう。
帰りも気をつけねばだ。
やがて松の木があらわれる。
こういう尾根の登りとなると、よく松の木が出てくるね。
立地的に生えやすいのかな。
視界が開けたところで、ちらり。
まだ急のぼりだ。
ゆっくりゆっくり登っていこう。
こういう急な登山道を登るとき、登山靴にもスノーシューのヒルリフターがあればいいなとこの頃よく思う。
登山靴メーカーさん商品化してくれねーかなぁ。
うるし?
登山道脇のイワカガみミに癒される。
久しぶりに見た気がします。
視界が開け、ちらちら。
ちらちらちらり。
休憩もこまめにとっていこう。
うるし?
ツツジがあらわれる。
ちらちら飯豊連峰。
まだ飯豊の本山はあらわれず。
山頂に行けばもっと素晴らしい絶景が待っているんだろうけど、撮影せずにはいられない。
過去の教訓を思い出した。
『前座の山ではしゃがない。』
これが何気に的を得ているのだ。笑
しばらく登ると、新緑のブナの木が増えてきました。
イワカガミと残雪があらわれた。
休憩でもしようかと思っていたが、ブヨが多いのでもう少し先で休むことにした。
ちょっとペースが落ちてきたか。
ちょっとお腹が消化不良のようだと...
岩場に出た。カミさんがネットで見て、登れるか不安になっていた岩場。がしかし、この岩場は一瞬で終了でした。
ほっ。
ここで腹が減ったのでおにぎりを補給。
かみさんは、まだ食べれないようだ。
残雪が増えてきた。
溜め糞だ。
残雪を越えていく。
一瞬だけどすずしいー。
黄色い花、マンサクだっけか。
まだ咲いていた。
見晴らしが良くなってきた。
あそこが倉手山の山頂のようだ。
ちょっと下がって登るパターン。
かみさんは、心理的なダメージを受けた。
そして、この日の山場、残雪の登りがあらわれた。
なかなか急に感じました。
滑らないように注意。
慎重に登っていきます。
ちょっと疲れたみたい。
休憩してたら、
すれ違いの登山者がたくさん声をかけてきた。
「飴持ってる?」
「荷物はオレに持たせなさいよ」
「きゅうり漬け食べると元気でるわよ」
ありがたいお言葉と施しを受けてた。
さあ、もうちょっとがんばろう。
その後も、次から次へとカミさんに応援の声が向けられる。
「もうちょっとだよ」
「がんばって」
「絶景が待っているよ!」
相当しんどく見えたか、それとも相方の才能か。
たくさん、声をかけてもらえておもしろくなってきた。
残雪が見えてきたら、もうすぐ山頂の予感です。
よくがんばった!
倉手山山頂です。
青空が霞んでしまったけど、飯豊連峰がどーーん。
誰かのSNSで見たポーズをマネてた。
飯にしよう。
山頂で食べようと、どらやきやいちご大福持ってきてたみたいでした。俺のバックの中に。笑
カンパイ!
ちいかわヌードルが意外にうまかった!
かわいいしね。
またまた誰かのマネしてた。
ここに南アルプスの天然水を持ってきたかったらしい。
ここ飯豊連峰だけどな!
日射しも強いのでそろそろ帰ろう。
また今年も来れるかな、飯豊連峰。
下山開始。
帰りのルートは時間を巻けるよ!
とのことであったが、やっぱりカミさんはバテバテだった。
ゆっくりゆっくり、途中で座りながら下山していく。
つき合わせたような形になって悪かったな...
俺の趣味が山登りだから...
俺の趣味が山登りじゃなかったらこんなにしんどい思いはしなかったのだろうなとふと思いました。
ちょっと申し訳ない気になりました。
途中、転びそうにもなりながらなんとか下りおりました。
無事に下山です。
カミさんはだいぶ疲れていた。
下界の温度は31℃まで上がっていました。
暑さにもバテたかな。
帰りは運転を引き受けました。
14:59 民宿の越後屋で、冷たいそばでもいいかなと思っていたが、時間ぎりぎりで間に合わず。残念。
あんなに疲れていたカミさんでしたが、このあと道の駅おぐに、道の駅いいではちゃっかり寄り道してた。
さすがだ笑
ソフトクリーム!
ファンタ梅味。以外においしかった!
帰り道、南陽市。
まだまだ山火事は収まっていないようでした。
なかなか大変そう。
17:50 無事に帰宅しました。