セントメリースキー場が、今シーズン限りの営業と閉鎖を発表してから、まとまった降雪はほとんどなくオープンができない日々が続いていたようだった。
ずっと友人トミーはチェックしていたようだった。

今年は暖冬、「もう雪は降らないだろうな…」とあきらめていたが、2月下旬から3月にかけて南岸低気圧、冬型の気圧配置が強まり、まさかの降雪。
3月2日、3日と営業することが発表され、当初は3/20までの営業の予定だったが、3/3(日)の営業をもって今シーズン、そしてスキー場としての最後の営業となることが発表された。


11:30 そんなわけで出発です。3℃

朝イチ行こうかと考えていたが、友人トミーも行くと言うので時間を合わせることになった。
友人トミーは前日も滑りに来ていたんだがね。


12:00 駐車場到着。1℃
まあまあ混んでます。
皆さん、気持ちは同じなんだろうな

土が出ちゃってるのが切ないです。


歩道橋を登ってく。
平日やナイターの時はセンター前に停めていたけど、
土日は、有料なのでこっちだったな。


ここを渡るのも最後。
どれを一つとってもさびしさが残る。


@みやぎ蔵王セントメリースキー場


コースマップ。
営業しているのは、スターライトリフトとムーンライトリフトのみ。


最後のゲレンデ飯。
窓の外の赤い柵でセントメリーってすぐに分かる写真だよね。


チケット売場。


今季で終了。35年の歴史に幕
雪不足、老朽化、ブーム終息

俺がセントメリーから遠退いたのは、コロナ禍が大きな原因でした。今では想像できないがあの頃は、県境をまたぐ移動が制限されてたんだよね。職場の規制も強かったし。


リフト料金表。


7.5時間券。


12:45 カツカレーを補給し、いよいよ最後のセントメリースノーボードへ。


スターライトリフトが混んでいたので、
ムーンライトリフトへ行こう。


積雪量は3/2時点では20センチだったようだが、
わずか15センチでした。
夜間、降雪はあったが積雪には至らなかったようだ。


ムーンライトリフト。


ムーンライトリフトトップより。
湿り気のあるストップスノーでした。
前日は冷えてて良かったらしかったが。


2本ほど滑り、スターライトリフトへ向かう。


高速道路下を登っていく。

明らかに雪が少なく、ブッシュが出ている。


あの地形で遊んだよな。


あの鉄塔のとこよく行ったよな。
最初はトミーとクリケットについてくの大変だったよな。笑


この林間のリフトもやっぱりセントメリーだ。
カモシカが雪にハマっていた時もあった。


ミルキーウェイのバーン。
クワッドリフトは動いていない。友人トミーに聞いたら、今年は稼働しなかったそうだ。


見下ろして、セントメリーのシンボルツリー。


おや!?

見上げるとミルキーウェイコースに2、3人ハイクアップした跡あり。
この流れは、「我々も最後だから、行ってみるか!」と言う流れにもちろんなるわけで。笑

しかし、トミージュニア②は、登りたくはない雰囲気でした。そりゃそうだ。この大斜面登るのきつそうだし。


とか、思ってたら、
トミージュニア②登る気になっている!
大した奴だ。

父ちゃんの背中をついて登ってきてた。


積雪20~30センチ位か。
最初に登ってくれた方の踏み跡があって助かったが、やはり20センチほど深い登りでした。

けっこうキツイ。


ようやくプラネットリフトが見えてきた。
とりあえず今回はここまで。

20分ほどの登りだった。


さすがにあそこまでは登れない。笑

あそこの非圧雪にはぶっ飛ばされて、転んだ記憶しかないなー。今となっては良い思い出だね。


登り切りました!
登りきったトミージュニア②が、すごくて毎度感心するよ。どっかで拾った木の枝をずっと離さずに登ってきてた。笑


プラネットリフトをバックに記念撮影。


さあ、行くか!


木の枝を持って切り込み隊長が出陣だ。笑


最後のミルキーウェイコース。


重めの雪に尖端が刺さるが、ほぼノートラックなバーン。
思い出を噛み締めながら滑ります。







このコースは最初めちゃくちゃこわかった記憶。
セントメリーは、ほんとガリガリガチガチの硬めのイメージ。標高も低いし、風もあたるし、すぐガリガリなっちゃうんだっけね。


思い出のバーンですね。
他にも登ってる人達いたっけな。


友人トミーとミルキーウェイコース。

セントメリーを愛し、セントメリーに愛された男。
友人トミーの奴は、何年かは分からないがシーズン券で何年も通った男だ。スタッフさんとも仲良くなり、後半はスタッフのような扱いというか待遇というか受けてたもんね。
すごいな、お前さん。


さあ、次へ行こう!


高速道路。
山形自動車道を見下ろす。


また枝持ってる。笑


トミーほどではないが、俺も一番行ったスキー場はセントメリーかもしれない。いや、ライザかな?ちょっと数えてないから分からないけど、そんなところかも。


人が減ってきました。


高速道路を見下ろして。


ここ好んで滑り降りてたね。笑


15:50 トイレ休憩のはずだったけど、
ソフトクリーム食べようかの流れに。


休憩を終えたら、雪がしんしんと降ってきた。


めっちゃ降ってきた!


俺のよく知ってるセントメリーの天候だ。


林間はおだやか。


2本位、トミーとリフト乗車。
思い出をかみしめます。やっぱりさびしいねぇ。


ごん降りになってきた。


もさもさ積もる。

今日で最終日だというのに。
なぜもっと早く降らなかったものか。


リフトを降りたら、突然、
『ジュニア②をつかまえるゲーム』が彼を中心に始まる。


スタート直後にゲームの主催者が転倒。


秒で終わる。笑

このゲームかれこれ4~5回開催されました。

ありがとうジュニア②よ。
おじさん達は感傷に浸りすぎてたよ。


このあたりで俺のゴーグルがくもってしまった。
う~ん、見えない。


16:30位だったかな。
照明がついた。


そろそろこの景色も見納めです。


シンボルツリー。


後ろ髪が引かれる。


トミーよ、君も同じ気持ちのようだね。


後ろ髪引かれない若手ジュニア。笑

そう、それでいいんだ。
君は。


ラストラン。


まず先にスターライトリフトが終わり。
ムーンライトリフト。最後の一本。

スタッフさん達がとても元気に声を出していました。
「ありがとうございました。」
皆が一言伝えて行きました。


最後の一本。

ゲレンデに「今シーズンの営業終了とこれまでご愛顧頂きましてありがとうございます。」と最後のアナウンスが流れた。


 ※追記

誰かが最後のアナウンスを撮影してくれてました。




17:00 終了です。
本当に終わってしまった。

さびしい。

今年の営業は、雪不足によりわずか7日とのこと。
残念でしたね。


5時まで正直長いなと思ってたけど、友人トミーとジュニア②と共に滑り、最後まで滑ることができました。

さびしいけど、セントメリースキー場の最後を見届けることができたと思います。

帰り際、友人トミーは馴染みのスタッフさん達と挨拶を交わし、握手して別れた。誰も閉鎖するなんて思ってなかったんだよねぇ。

大きなスキー場だったら、このような関係性はなかなか築けなかったと思う。地元の人だったら別だと思うけど。
川崎町のこのスキー場の良さだったんじゃないかなと感じました。


名残惜しいが帰ろう。
お別れです。

友人トミーも何度も振り返っていた。


ありがとう!
セントメリースキー場!


雪がまたしんしんと降っていた。


17:20 2℃

車はだいぶ少なくなっていました。
いつまでもセンチメンタルになっていると、
「バイバーイ!」と大きな声でジュニアが車の窓越しに叫んでいった。

癒されますね。ありがとうね。


そろそろ、俺も帰りの途につこう。

そうだ。ジュニアは、こんなことも言ってたっけな。
「またクリケットさんと、ヤマネコヤさんとみんなでスノーボード行きたい。いつ行けるかな~」
って言ってってたっけな。

聞いてるか?クリケットよ。


かわいいとこあるじゃん!

何回か俺のこと、
クリケットさんって間違って呼んでたけど。

まあいいだろう。笑


17:50 無事に帰宅。-1℃

山の上は、もさもさ雪が降ってたが、下界に下りたら雨に変わってました。
今でも、セントメリースキー場が終わってしまったことはさびしいですね。そんな心境です。


最後に!
セントメリースキー場スタッフの皆様、並びに関係者の皆様、今までお疲れさまでした。
そして、大変お世話になりました。
ありがとうございました!