これまでアルバム『ユーモア』の新曲について綴ってきましたが、大のお気に入り『ヒーロースーツ』は早く書きたくてウズウズしておりました音譜

 

依与吏さんのコメントです

「“ユーモアってなんだ?”って考えたときにやっぱり自分のなかに芽生えるものだと思ったんですよ
相手のことを大事に思ったり好きだと思う感情、それこそ“この人を笑わせたいな”とか、やさしさのなかに宿るものなんだよなって」
 
そんなユーモアを象徴しているような曲です

 

『ヒーロースーツ』
 
戦隊モノだったら僕は何だろう
まず赤じゃないし んー 焦げ茶とかか
そもそも味方側は人気だし
怪人も倍率高そう
 
戦闘員からのし上がる事は
可能ですか 監督
 
このまま誰にも見つけてもらえなかったら
ダダダン ディディディン ドゥドゥドゥン
デデ どどどうしよう
僕だってあそこのヒロイン抱きよせて
変形するロボット乗り回したい
 
どさくさに紛れて主人公倒して
ラララン リリリン ルルルン
レレ どこまで行こう
奪ったスーツなんていらないさ
首の伸びたTシャツとデニムで蹴散らすぜ
 
実際戦うなら武器は何だろう
刀は危ないし んー 銃も怖い
素手で殴ればきっと手が痛い
他のものを探そう
 
話し合いで解決するってのは
いかがですか 監督
 
このまま誰にも信じてもらえなかったら
ダダダン ディディディン ドゥドゥドゥン
デデ どどどうしよう
僕だって白い髭の博士のアジトで
個性的な仲間とてんやわんやしたい
 
どさくさに紛れて黒幕倒して
ラララン リリリン ルルルン
レレ どこまで行こう
気の利いた主題歌はいらないさ
胸の中にある言葉と音色そのままで
 
なんにもない ただの男が
君を救う事もあるさ
 
ありふれた時間が 僕をありふれた人に
それが良いのか悪いのか分からないけど
普通の心と身体ひとつ
その全部でたたかわせて
 
このまま誰にも愛してもらえなかったら
ダダダン ディディディン ドゥドゥドゥン
デデ どどどうしよう
僕だって適度な勇気とアイデアで
君を襲う悲しみを真っ二つにしたい
 
物陰に隠れてないで
大事なもの離さないでいつか
誰かじゃなく自分になるから
豪華なスーツなんていらないさ
首の伸びたTシャツとデニムで蹴散らすぜ
 
 
主人公が「僕だって」って言っているのがなんとも可愛くて遊び心たっぷりの曲です
グズグズ言ってるのにどさくさに紛れて主人公や黒幕まで倒しちゃうとかハチャメチャで楽しい爆笑
あえてヘタレに描いているけど、この楽曲を初めて聴いた時に主人公はまさに依与吏さんじゃん❤️って思いました

 

back numberを聴き始めた時にどういう人たちが作っているのか気になってYouTubeのオールナイトニッポンも聞き漁っていたんです

それがもう毎回可笑しくって(o´艸`)

そのラジオの中で、依与吏さんがあるTシャツがお気に入りで同じ物を何枚も持ってるって得意げにこだわりを話してたら、和也くんだったか寿くんが「あ〜あの首がだるだるのやつ?笑」って感じで茶化していました🤣

 

こげ茶色・黒・カーキ色などアースカラーの普段着の彼らが白いヒゲの博士のアジトでわちゃわちゃしてる様子が浮かんでくるし、

"なんにもない ただの男が
君を救う事もあるさ"
"普通の心と身体ひとつ
その全部でたたかわせて"
曲の後半から顔をあげてこちらに目線を合わせてくる主人公のその姿は依与吏さんにしか思えないです
彼らの音楽に救われてきた私にとっては、

"僕だって適度な勇気とアイデアで

君を襲う悲しみを真っ二つにしたい"

と歌うback numberこそがスーパーヒーローです✨😭

 

最近のあるラジオ番組でのことです

色んな出来事や友達の幸せマウントが辛くて『ベルベットの詩』を聴いて過ごしていたというリスナーの方からのメッセージに対して、

「そうかぁ、捉え方が難しいよね。

友達だって自分を鼓舞するために幸せを発信していて、実は『ベルベットの詩』のような曲を聴いて涙ぐんでいるかもしれない。

そういう想像で優しくなれたらいいよね」

他人の幸せを恨めしく思う時のしんどさと、それだけでは何も生まれないということを知ってる依与吏さんらしい言葉です

このメッセージを送った人の心を救いたいという気持ちから発したんだろうと思いました

 

『ヒーロースーツ』の世界観は笑っちゃうけど、『ベルベットの詩』や『瞬き』などのシリアスな曲たちと同じように大切なメッセージが込められていると思います

あなたを救うために戦っていきたいんだという意志を感じるだけでなく、あなただって大切な人の心を温かくしたり守ったりすることができるヒーローなんだよってことを教えてくれていますよね

アルバムの曲順では『水平線』の前にこの曲があるというのも意味深いです

 

サウンド面では新鮮な感じもあるけど、リズミカルで楽しい曲調はback numberらしくて魅力爆発ですね♪

特にCメロのアコギからバンドサウンドが一気に加わるところがたまらないですアップ爆笑

和也くん談ではベースがめちゃくちゃ難しくて客席を見てる場合じゃないそうです

でもしっかり仕上げてきてライブでは絶対に盛り上げてくれますよね!

最初はドームツアーでは大好きなこの曲をオープニングで歌って欲しいと思ったけど、聴けば聴くほどメッセージ性を感じるので大事なところ、、

例えば『スーパースターになったら』の前とかアンコールのラストがいいなぁと思っています音譜

 

 

どの新曲もアルバムに埋もれて欲しくなくて一曲一曲をピックアップして好き勝手に書いてきましたが、皆さんはこの『ユーモア』の曲たちにどんな印象を持たれたでしょうか

来月からのツアーのこと、オープニングはこの曲がいいな♪

なんてことや『ユーモア』のこと、back number愛など久しぶりにお話できたら嬉しいです😊

 

あ、そうそう、「舞いあがれ!」もキュンキュンドキドキドキドキになってきましたね〜

ここ数日、『アイラブユー』は貴司くんの曲として聴こえてきますおねがい

相手を優しく想う気持ちが伝わってくるほんと素敵な曲ですよね💐