もう30年くらい昔の学生時代の事
研究室に学校の事務室から電話がかかってきた
「○○研究室に荷物が届いてるんですが」
「??? あ、それうちじゃありませんけど・・・」
間違い電話かと思ったら、
「○○研究室に電話したけど、不在のようなんです。かわって取りに来てください」
仕方なく、オイラと友人の二人で引き取りに行った
事務室に行くと、部屋の隅を指さして
「あ、あれです。持っていってください」
どれどれ?
(*゚ー゚*)
その箱を見て納得した
箱には例のマーク(ちょっと記憶と違う気もするけど、こんなのね)
発送してきたのは東海村の某所
実験用の炭素の同位体を送って来たようだった
どうやら事務所に届いた箱を見て、
「こいつはキケンブツだからサワッチャイケナイ」
とでも思ったんだろう
東海村からプルトニウムでも送ってきたと思ったのか?
:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
面白かったんで、二人して遊んでやった
白衣姿のオイラたちが
ヒソヒソヒソ
「あれ? こんなもん送ってきて、アブねぇなぁ」
ヒソヒソ
「爆発でもしたらどうすんだよ」
それからわざとらしくオッカナビックリ、二人で重そうに箱を持ちあげて持って帰った
外に出てから大笑い
о(ж>▽<)y ☆
いや、触れないくらい、そんなに危ないもんだったら、宅配では送んないでしょ?
運転手さん、狭い車内に一緒にいてどうすんのよ?
(もちろん、クロネコなんかに頼んだんじゃないみたいだけど)
素手で扱おうとは思わないけど、しっかり容器に密閉されて放射線(と言っても、ベータ線だけど)が出ない様に防護されてるんだし、箱は大きいけど、中身は少量だからね
事務室の皆さん、
東海村という地名とハザードマークで
思考停止しちゃったんだね
きっとハザードマークの横に「放射能除けのお札」かなんか貼ってたら安心できたんじゃなかろうか?
放射性物質を適切に管理することや適切に怖がることはとても大事だと思うんだけど、「見ただけで被ばくする」的な感情論にもならないようでは困るよね
ちなみに、オイラも友人も、放射性物質の人力運搬作業を終えた後に「鼻血を出すことはありませんでした」
(・ω・)/ ホウシャノウニマケナイカラダ