20台前半の母親が、二歳直前の子を室内に置いたまま昼前に外出し、翌早朝に帰宅したところ、わが子が倒れているのを発見したという。
7月初めには、市に「子供を置いて外出し、養育に心配な過程がある」と通報があったため、児童相談所職員が面談し、その後、数回にわたって家庭訪問したが、経済状態が改善すればネグレクトは避けられると判断したらしい。
気象庁の一時間毎のアメダスによると、さいたま市の8月10日の記録は11時の段階で気温35.9度。
最高は午後2時から4時ごろで37.3~4度。
翌11日は、夜中から明け方まで30度程度になっている。
(上記のリンク先は気象庁のデータサイト)
この状態で、エアコンもなく扇風機だけで放置されたのでは、本人が取調べで「私が死なせてしまった」と言うのも無理は無い。
母子家庭で、若い母親はアルバイトの掛け持ち。
「経済状態が改善」する見込みが有るとの児童相談所の判断は、どこから出たのだろうか?
ただ、児童相談所が慢性的に課題を抱えて手が回らないことは、理解できる。
実際に、虐待の為に怪我をしている子がいても、一時的に保護することさえ出来ないと断られることもある。
「もっと、大変な子供たちがいるから」これくらいじゃ、保護できない。
そうだ。
何とかならんのか?
