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キャンプファイアーって、やっぱり何かインパクトのある出し物が一つは欲しい。
当然、火を使うやつね。
前に書いた「天狗」になったオバカは、ファイアートーチをぶんぶん振り回して、トーチダンスなんかやって、喝さいを浴びていた。
参加する子も一緒になって(安全な範囲で)やると、一層盛り上がる。
(トーチに火をつけるときは、必ず下向きにすること! 灯油をしみ込ませたトーチだと、石油が手の方に垂れてきて、非常に危険です)
ある年、ゴミ置き場に網戸の枠が捨ててあるのを見つけた。
高さ180センチ、幅90センチ。
真ん中に仕切りが入っている、良く見るタイプのやつね。
これだ
( ̄▽+ ̄*)
上側四角の枠に布を巻き付けて燃料をしみ込ませて火をつけると、火の輪(四角いけど)が出来るではないか。
その中をライオン(オイラね)が跳び抜けるというわけだ。
ヘ(゚∀゚*)ノ
ただし、燃料はメタノール(メチルアルコール)。
仕事柄メタノールは18L缶で買っていたから手に入りやすいし、石油系の灯油よりも消火が容易だ。
絶対に、灯油なんて使っちゃいけない。
あたりまえだけど、ガソリンもね
取り敢えず、手下に枠を持たせて跳んでみたんだが、真ん中の高さ90センチの横棒が跳べないのだ。
何しろ、ライオンさんは頭から跳び込むんだけど、こっちは走り高跳びの要領で跳び抜けなくちゃいけない。
高く跳んだら、上の枠にぶつかるし、低く過ぎたら、真ん中のバーを跨いでしまう。
本番は、火がついてるんだもんね。
一体どこの何が焼けてしまうんだか・・・・・
上の枠にぶつかるのもいやだけど、跨いでしまって股間に引火してなんて
Σ(=°ω°=;ノ)ノ
想像しても恐ろしい
仕方なく、真ん中のバーを金鋸で切り取って、高さを10cmくらい低くした。
そして、ぼろきれや何かを針金で巻き付けて、枠に持ち手用の長い針金を結ぶ。
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さて本番。
枠はしっかりと固定する。万が一にも倒れてきたら、大やけどしちゃう可能性もあるからね。
メタノールをしみ込ませたら、安全第一に点火。(危ない)
真っ暗な会場に、アルコールの青い炎が浮かび上がる。
シンセパッドのドラムロールに合わせて、華麗な火の輪くぐりを見せたライオンが、満場の喝さいを浴びたのは言うまでも有りません。
(*´σー`) 自分で小さなシンバル持ってたし。
その後、数年間、何度か使いましたが、そのうち枠が壊れちゃった。
誰もけが人は出なかったけど、こればかりは、きとんと毎回練習してからやりましたね、さすがに。
※再度忠告
灯油で火の輪くぐりはしないこと。温度が高くて危険です。
(垂れて服なんかに付いたら、大やけどですし)
点火に注意。離れた所から、安全なトーチなどで。
(揮発性高いです)
ライオンになりきって、着ぐるみなんか着てはいけません。
(うまく跳べなかった時に燃えます)
