今は昔、地域のボランティアで、子供たちの野外活動の手伝いなんかをしていた時期があった。
当然、活動時期は子供たちの夏休みなんかになるわけだが、ある年の夏休みに、近くにキャンプに行くことになった。
予定のうちの半日に、ベースのキャンプ場から近くの小高い小山に登る計画があった。
子供たちの半数をオイラが引き連れて南斜面から登り、半数をオイラの師匠にあたる別の人が引き連れて北斜面から登る。
頂上で目出度く合流したら、それぞれ逆ルートを通ってベースに戻り、昼食にする。
うん。一口で書くと、この程度でなんてことは無い予定だ。
問題は、誰も、その夏の時期に、そのルートを実踏(実地踏査。まぁ、下見だね)したことがなかったということ。
オイラも前夜になって聞かされて驚いたんだが、リーダーの「大丈夫だ。行ったこと有るから」という言葉を信じて行くことにした。(このリーダーの言葉が嘘じゃないんだけどウソだった)
いざスタートしたら、道は有るけど日陰が全くない。
休むところもない。
太陽ガンガンの南斜面だもん。
話、違い過ぎ
ヾ(▼ヘ▼;)
最初はアマチュア無線で(当時携帯電話なんて無かった)ベースと気軽に話してたんだが、子供たちがフラフラになってくると、そうもいかない。
でも、ベースでは、のんびり昼飯の準備なんかしてるらしい。
何度、現状を報告しても、本気にしてくれない。
もう半泣きになる女の子さえ出る始末
続く・・・