出血性ショック~「機長。何をするんですか!?」 | 脳内出血を越えたら癌だってよ

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生存目標 2023年6月1日

思えば、出血性ショックなんて言葉を知ったのが、この事故のレポートだったと思う。

もう30年以上も昔のことだが、福岡発羽田行の日本航空のDC-8型機が、羽田空港沖に墜落した。
俗に言う、「日航機羽田沖墜落事故」である。
1982年2月9日

当時の機長が統合失調症にかかっていたということで、当初は実名報道で有ったのが、すぐにイニシャルでの報道に変わった。

墜落の原因の一つは、機長によるエンジンの逆噴射(エンジンからの排気を、前方へと流すことで、別にエンジンが逆回転するわけではない)なのだが、機体を立て直そうとした副機長の叫んだという「機長。何をするんですか!?。止めてください」という言葉が、不謹慎にも流行語になったりもした。
その年の東大の学園祭のスローガン(?)にも「総長。何をするんですか?」なんて使われてて、東大って何よって思った。

その事故の時、いち早く現場に駆け付けた医師が、シートベルトに挟まって動けない状態の乗客を救助しようとしている救急隊(他の乗客?)に対して、ショックを起こすから、急に助け出してはだめだと指示を出したようなレポートが有った

「ショックって何? 墜落して、びっくりしてるってこと?」

恥ずかしながら、何の素養もないオイラは、そんな事を考えながらそのレポートを読んだんだけど、事故で外傷が有ったり、内出血が有ったりしたときに、急に助け出すとショック症状を起こすからということだったんだね
シートベルトか何かを足の方に巻き付けてから引き出すとか書いて有ったかな?

その医師がいたために、助かった人も多かったと思う。
だって、普通の人は、そこまで考え付かないもんね。

夏休みになって、レジャーなんかで事故に遭うこともないとは言えない
交通事故の被害者を助け出したら、「ショックで死んじゃいました」なんてならないとも限らないからね。
一般人のおいら達にも、知ってて損のない知識だと思う。

ちなみに、オイラの住む埼玉には埼玉SMART(埼玉県特別機動援助隊)というのが有って、もちろん防衛大病院のDMATも入っているけれど、常に即時に出動してもらえるとは限らんもんね。
AEDが一般人でも使えるようになったのはいいけど、それだけじゃね。





ちなみに、あの飛行機。翌日にオイラが福岡から乗るはずの便だった。
受験シーズンだからねぇ・・・
墜落した朝、友人宅に挨拶に行ったら、そこのお母さんが玄関に出てきて

「S君!! 落ちたよ! 落ちたよ!!」


って、おいら、東京まで受験に行くんですけど・・・

実は、同じ時間に全日空と日航が福岡空港を離陸するんだけど、翌日の福岡のチケットカウンターは、ほとんどの客が全日空。

そりゃ、そうだよね。気持ちは分かる。