病室の入り口付近で、一人憂い顔で仕事をしているナースを見かけた。
少しうつむいた顔が寂しそうだったので、
「何か、悩みでも有るんですか?」
彼女は驚いたような表情で、少し顔を上げてこちらの方を見た。
「分かります?」
分かりますよ。伊達に長い間オトコをしてきたわけじゃないんだから。
だけど、何に悩んでるのかまでは分からない。
もう少し
気まずい沈黙。金か、オトコか、仕事か、家族か・・・・
とりあえず、話を進めなきゃ。
あてずっぽうで無難な所から言ってみる。
「でも、あなたは看護師に向いてると思うよ」
「・・・そうですかねぇ・・・」
キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!
ビンゴ。そっか、仕事の悩みだったか。
この仕事はストレスの量が半端じゃないらしいし、忙しさも一般のOLなんかとってもかなわないみたいだ。
その上、良くも悪くも
その後、少しだけ話をした。大したことは話さなかったけど。まぁ、書かない。
「だって、まだ二十台でしょ?」
「そうですけどねぇ・・・でも※※※ですけどね」
少しは、気が楽になってもらえたのか、最後は笑顔がこぼれた。
やっぱり、笑顔の方が綺麗ですよ。
「じゃぁ、また今度悩んだときは、Sさんに相談しますね!!」
どうぞどうぞ。こんな私でよかったら一日24時間
*******
早いもので、あの日から、もう150日も経ってしまった。
待てど暮らせど、彼女からの連絡は無い。
きっと、悩みが無くなったんだよね。
うん。きっと、そうだよね・・・
。゚+(σ´д`。)+゚・クスン…

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