
夏まで生きていようと思った。
夏はエネルギーが溢れていてみんな楽しそうで、昔はそれについていくだけで
疲れていたような気がしてた。
時が経ってあのころ僕の周りにいた人たちはいないけれど
いまさら夏だからって大騒ぎするほど子供でもないけれど
一人ではしゃぐ夏があってもいいだろ。
夜中に目が覚めた。
昔の夢を見ていた気がする。
今より少し声が幼くて、髭が生えてなくて、おしゃれなんか気にしていて。
今よりずっと人からどう見られるかが気になっていたあの頃。
そんな昔に苦笑いしながらタバコを吸っていたら、遠くでトラックの音がした。もうすぐ夜が明ける。
夏の夜は短くて切ないね。
