今日は風が凄く強い。

いつもより力を込めてペダルを踏み込んだけど、向かい風が強くて全然進みやしない。

なんだか馬鹿らしくって途中で自転車を降りて押して歩いた。

降りた方が楽だった。


そんなことがあって、ふと思ったこと。



風に逆らうべからず。(笑)




後ろを向いて進めば楽だけど、それは目的地から遠ざかってしまう。
そうじゃない。

向かい風の時はそれなりの進み方があるということだ。


目には見えない力に翻弄されることはしばしばあるだろう。

僕らが「風」を見る為にはどんなに目を凝らしたって見えやしない。


それは洗濯ものが揺れたり、街路樹の葉がざわめいたり、はたまた女子高生のスカートがめくれたりして風が吹いていることをなんとなく理解する。


しかし、目に見えなくとも大きな力を確実に持っている。


自分の進みたい方向にいつも吹いてくれたらどんなに楽だろう。


でもそんなことはありゃしない。



風向きを気にしてたらキリがない。





向き不向きより前向きだ。