今日はある酔っ払いのおじさんと出会いました。
本人曰わく、大物ミュージシャンの後ろでギターを奏でていたとか。

その方とは初対面で、『名前は?』と聞かれ、『ナリタカツヒロです。』と答えたら、『ヒロ』と呼ばれました。

珍しいところをピックアップしたなー。

でも、その方はこんな事を投げかけてくれました。

『今やっていることすべてを忘れるな。すべてのことがヒロで、すべての事が音になる。自分のリズム感を産んでくれた親に感謝しろ。人とのつながりが一番大切だからな。ヒロ、お前はデカくなれるから頑張れ!!』

端から見ればただの酔っ払いの戯言にすぎないかもしれません。

でも、俺にとってはすごく心に響く言葉でした。

普段は、『こんな事やってて何の意味があるんだ?』とか、『今こんな事している場合じゃない!』とか思う瞬間があったりして…




全ての事に一所懸命、真剣に取り組む姿勢が音として、人として滲み出て来るんじゃないかなと。


思えば昔、散々働いた帰り道、誰かと喧嘩して落ち込んだ日、自分の過ちに気付いて反省した後。

色んな場面で『音楽』というモノは俺を支えてくれました。

きっと、その『音楽』を生み出した人達は日常的にいろんな事を感じて、すべてを自分のモノにしてきたんだろうなーと、ふと思いました。

楽しいこと、辛いこと、嬉しいこと、悲しいこと。

すべてが詰まって『音楽』が成り立っている。

だからあの頃、無意識に頼りにしてたんじゃないかな~。



世に名だたる大先輩達の音楽。それには見えない力があって、『いつかこんな音楽が俺にも出来るかな~。』


そんな事を夢見ていたあの頃。




あまりにも身近でぼやけていたけど、これが俺の音楽をやっている理由の一つ。

再確認しました。

これが今や現実になりつつあります。

まだまだ険しい道のりだけど、すべての事、すべての人に感謝の気持ちを忘れないで積み上げていきます。




BACKDRAFT SMITHSのドラムとして。





何か悟ったような事を言いましたが、まだヒヨッコの俺には『音楽』を語れません。でも素直に感じたことです。

最後に、俺たちの音楽が少し身近になった事。

全国にCDがリリースされ、カラオケ配信も。


一歩ずつだけど、進んでいます。


少しずつだけど、伝えています。



俺達の『音楽』を。



ヒロ