TW21周年に行動を起こした理由〜邂逅〜
なんやかんやあった部分です。
チュートリアルを終えて降り立ったのは樹の町ライディア。
いかにもファンタジックな世界観に、わたしはどんどん心を奪われてゆきました。
そしてその町中をワラワラと動き回る他プレイヤー達に驚愕。
しばらくの間、チャット部屋やBBS(生涯思い出すことはなかったであろうワードランキング3位)にはない、他ユーザと同接している事実を目で感じ、はびこっている自身と全く同じ容姿の初期状態のボリス達を見て戦慄していました。
RPGの基本は金策とレベル上げだという小中学生特有の脳筋回路により、ライディア観察もそこそこにペナイン森4へ直行。電脳世界で具現化を果たした脳内剣士と赴いた初めての戦地です。
初期装備"基本ファルクス"を握り、気の赴くままにゼリッピや葉っぱマンを狩り、プラバやシクルには逆に狩られ。
直感的にレベルアップやスキル習得を繰り返し、魔法剣に憧れてINTに振ったものの、武具の装備にステータス条件があることに絶望し。
失敗を繰り返しながらも、歩くような早さで成長してゆきました。
南部アノマラドに降り立ち数日後、憎きプラバにもどうにか勝利できるようになり、ペナ4での取得経験値に不満を感じ始めてきた頃、森の東に進む集団を見かけました。
見たことのない装備、初めてみる煌びやかなバフのエフェクトから只者じゃないと一目で理解したわたしは、好奇心から(無断で)ついていくことに。
ペナイン森の奥へと足を進めているようで、無我夢中で(無断で)追従した結果、森の小道に到着していました。
尾行していた団体は、白光りするワープポイントを踏みしめてどこかへ飛んでいきました。
この時ゲーム内ではすっかり夜のとばりが降りていて、ワープポイントの光が異様に眩しく感じたことを目がしっかりと覚えています。
どうやら彼らはWP登録マラソン(生涯思い出すことはなかったであろうワードランキング2位)の最中で、ここが目的地だったようです。
図らずもペナイン森奥地のフロンティアに到達し、ペナ4への不満は高揚感と達成感に昇華していました。
団体に倣ってワープポイントを登録した後、気持ちが昂ったままのわたしは更に東へ向かうことにしました。
旅路の先にあったのはセルバス平原2という、運命の出会いが起きた地。
うっそうとした森林の景観から一変、まさに平原といわんばかりの開けた地。
先程とは全く毛色の違うMOB達。
夜道に流れる屈指の名曲"second run"。
圧倒的存在感のBGMと、町からはるか遠く離れた立地が、今のレベルや装備は不適正であることを物語っていました。
でも、そんな不安は新天地に辿り着いた自信から瞬きの間に消滅していました。
無謀にもなけなしのイチゴジュースと"ヒーリングポーション"を連打し、そこのMOB達を狩り続けていました。そう、わたしはあのプラバをも狩れる魔法剣士なんだ!といわんばかりに。
・・・もちろん打刀とヘッドギアしか付けていないわたしが長く戦えるはずもなく、あっという間にポイズンスコルピノとホースビーの攻撃を捌ききれずにデスペナまでのカウントダウンが刻まれ始めました。
結局ペナ4での苦行に戻る必要があるのか…とげんなりした時、ナヤとボリスの2人組が通り掛かったのです。
手裏剣打ち、爆、蘇生
時間が切り取られたかのように、一瞬のうちにわたしは救助されていました。
慣れない手つきであまり使ったことのなかったチャットウィンドウに「ありがとうございます」と打ち込み、またやられないうちに帰ろうとしたその時
「クラブ入りませんか?」
これが、わたしが真に最初に所属したクラブ”朧月”との邂逅です。
ここでの出会いこそがわたしをTW沼にジャーマンスープレックスで投げ落とした最大要因。原点中の原点といえます。
ほらやっぱり21周年じゃん。
……それでもやっぱりそうだけどそうじゃないんです。