1939-2008
ライアル・ワトソンが亡くなったことは知っていたが、webの書評で偶然この本のことを知り手に取ることになった。
福岡伸一訳で2009にワトソンが亡くなった後、2冊が出版されている。遺作は2009「思考するブタ」
2000年に出版された「ダーク・ネイチャー」以来、彼の本は読んでいない。
彼は文化人類学者として、科学の枠を超えた現象を新しい仮説で乗り越えようとした。

2002「エレファントム」
進化するゾウとは?
少年時代の南アフリカでのストランドローバー(夏休み1ヶ月誰の助けも借りず、食料も持ち込まず海辺の小屋で自給自足の生活を送る少年の組織)の思い出。
その日々のなかで出会ったサン族のコンマ(奇跡的に文明化されずに生き残っていたサン族の末裔)との出会い。
それに続く、巨大な白いゾウとの森の中での遭遇の記憶。
大人になり、文化人類学者になり自然公園で絶滅寸前の象を観察する。
その日々の中で、孤独な巨大生物ゾウと白ナガスクジラが出会う、奇跡の光景を目撃する、
超重低音、超高音で伝え合う光景を目撃する。

(伊藤若冲作1975「象と鯨の図屏風」なんと2010年に北陸の旧家で発見される)
サバンナがなくなり、数千頭の大きなゾウの群れが絶滅し、数十頭の森の中の小さな牙のない象の群れに進化しつつある。
これが彼の仮説の作り方。

ライアル・ワトソンには長い間、魅かれ、導かれて来ました。
1974「スーパーネイチャー」から始まり
1982「アフリカの白い呪術師」
1982「未知の贈り物」
1985「風の博物誌」
1988「スーパーネイチャーⅡ」
1989「アースワークス」
1991「シークレットライフ」
1994「ロミオエラー」
2000「ダークネイチャー」と読み進んでいる。