「この前のライブ楽しかったですよね!」
「うん、私達も頑張った甲斐があった?」
「ディアリースターズとして、私達がやってきたことが認められるって嬉しいよね。」
大きな仕事が一つ終わり、ほっとした様子の876事務所内での会話。
自分達だけのライブではない。他プロダクションとの合同ライブなんてそうそうあるものではない。
その合同ライブの中に自分達がいた。それはとても光栄なことであった。
「私もあこがれの春香さんと同じ舞台に立ててすっごく嬉しかったです。」
「今までは追ってばかりだった先輩達と一緒のステージに立てたのは、すごくいい体験。」
「私は律子姉ちゃんと一緒だったからすごく緊張したけど、やっぱり楽しいよね。」
各々が先日のライブを振り返る。
それぞれ違う思いがあったにしろ目指すところは同じであった。
「そういえば、私気付いたんです。」
「愛ちゃん、何に気付いたの?」
はっと思い出したように愛が腕を突き上げる。
顔には満面の笑みを浮かべていたが、それを見た涼はあまりいい予感がしていなかった。
「あの、ジュピターの御手洗(おてあらい)翔太さんってぼっ」
「愛ちゃんストップストップ!名前も間違ってるしそれ以上は言っちゃダメだよ!?」
「え!?絵理さんに読み方聞いたんですけど、絵理さんが間違ってたってことですか!」
「私はちゃんとわかってる?面白そうだからそう教えただけ?」
「絵理ちゃーん!せっかくみんな仲良くなったんだから喧嘩売るようなことはやめようよー!」
「それでぼっちの翔太さんは本当はなんて言うんですか?」
「ぎゃおおおおおおん!?ぼっちじゃないし、おてあらいじゃなくてみたらいさんだよー!」
「涼さん……どんまい?」
くすくす笑う絵理。大笑いの愛。
そんな二人に一人焦っている涼。
今日も876プロは平和であった。
~Fin~
「うん、私達も頑張った甲斐があった?」
「ディアリースターズとして、私達がやってきたことが認められるって嬉しいよね。」
大きな仕事が一つ終わり、ほっとした様子の876事務所内での会話。
自分達だけのライブではない。他プロダクションとの合同ライブなんてそうそうあるものではない。
その合同ライブの中に自分達がいた。それはとても光栄なことであった。
「私もあこがれの春香さんと同じ舞台に立ててすっごく嬉しかったです。」
「今までは追ってばかりだった先輩達と一緒のステージに立てたのは、すごくいい体験。」
「私は律子姉ちゃんと一緒だったからすごく緊張したけど、やっぱり楽しいよね。」
各々が先日のライブを振り返る。
それぞれ違う思いがあったにしろ目指すところは同じであった。
「そういえば、私気付いたんです。」
「愛ちゃん、何に気付いたの?」
はっと思い出したように愛が腕を突き上げる。
顔には満面の笑みを浮かべていたが、それを見た涼はあまりいい予感がしていなかった。
「あの、ジュピターの御手洗(おてあらい)翔太さんってぼっ」
「愛ちゃんストップストップ!名前も間違ってるしそれ以上は言っちゃダメだよ!?」
「え!?絵理さんに読み方聞いたんですけど、絵理さんが間違ってたってことですか!」
「私はちゃんとわかってる?面白そうだからそう教えただけ?」
「絵理ちゃーん!せっかくみんな仲良くなったんだから喧嘩売るようなことはやめようよー!」
「それでぼっちの翔太さんは本当はなんて言うんですか?」
「ぎゃおおおおおおん!?ぼっちじゃないし、おてあらいじゃなくてみたらいさんだよー!」
「涼さん……どんまい?」
くすくす笑う絵理。大笑いの愛。
そんな二人に一人焦っている涼。
今日も876プロは平和であった。
~Fin~