「みんな!今日のライブ来てくれてありがとうな!」
「これからがどんどん盛り上がっていくから、最後まで全力で楽しんでいってね。」
「それじゃ次が来るまでに体力全快にしておいてくれよ。チャオ☆」
湧き上がる歓声、熱気に満ちた会場。
開幕からボルテージ最高潮の会場から止まない歓声は控えているアイドル達をも奮い立たせる。
次は自分達がさらにヒートアップさせるんだ。自然と胸が高鳴り始めていた。
「絵理さん、涼さん。いよいよ私達の出番ですよ!」
「うん、ここまで盛り上げてくれたジュピターの人たちに感謝?」
「そうだね。私達も負けないくらい盛り上げて765プロの先輩達にバトンタッチしよう。」
いがみ合っていた頃とは違う。
765プロ、876プロ、961プロ合同の大ライブ。
誰もが同じステージで競い合うでもなく、唯一つの目標を掲げて歌い踊り楽しむ。
そして、来てくれたファン全員を楽しませる。最高のステージという目標へ。
「当たり前だろ。俺達を誰だと思ってるんだ。」
「そうそう、愛ちゃんたち僕らのことちょっと低く見すぎじゃない?」
「俺達はきっちり役目をこなしたよ。次は任せたよエンジェルちゃん達。」
100%の力を、いやそれ以上を出し切ってきたジュピターが戻ってきた。
彼らの表情は初めて765や愛達と会ったときとは違う笑顔と疲労の混じった輝きに満ちた表情であった。
「お疲れ様です。後は私達に任せてください。」
「ジュピターのような力強さは私達には出来ない。でも、私達は私達をより輝いて見せることが出来る。」
「絵理さんの言うとおりです!絵理さん、涼さん!準備はいいですか!」
「「うん!」」
「ディアリースターズー!!!ファイトーーーー!!!!!」
元気いっぱい走りゆくディアリースターズを見守るジュピター。
彼女達の笑顔もまた煌いていた。
「俺達も負けてられねぇぞ!」
「冬馬くんはそうやってすぐ熱くなるんだから。」
「そこが冬馬のいいところでもあるんだがな。まあ、気持ちわからなくはないよ。」
「みんなー!盛り上がってますかー!」
「「「「「おおおおおおおおおおおおおおお!」」」」」」
「私達もジュピターに負けないくらい頑張るから、みんなもついてきてね?」
\絵理ちゃーん/\愛ちゃーん/\涼ちゃーん/
「それじゃ、最初の曲いっくよー!!!」
「愛ちゃんたち……すごい……」
「春香ちゃん、私達も負けてられないよ。」
「そうだね雪歩。」
自分達の出番までは時間がある。それでも早くステージに出て行きたい衝動に駆られるほどの会場の盛り上がり。
我慢できずに様子を見に来た春香。それにつられるように雪歩も来た。
いや、我慢できなかったのは二人だけではない。
765プロのアイドル全員がこの盛り上がりに自分達の出番を待ちきれなくなっていたのだった。
「おいおい、そんなんで大丈夫かよ。」
「エンジェルちゃんたち、少し落ち着いたらどうだい?」
「僕達と愛ちゃん達の頑張り、無駄にしないでよね?」
たいした心配などしていない。単純にからかうように言葉を投げかけるジュピター。
彼らと彼女達の間にもうわだかまりなどない。お互いを信じあうことが出来るほどにまでなったのだ。
「へへっ、ボク達が出て盛り下がることなんてないさ。」
「私達もあなた方には負けられません。」
「あまとう達は真美達の大活躍を指を舐めながら見てるんだね」
「真美、それを言うなら指を加えるでしょ。」
「けっ、相変わらず威勢だけはいいんだな。ま、俺達に負けてるようじゃこのライブなんて成功しないだろ。」
「エンジェルちゃん、存分に楽しんできてね。」
「僕達はここで待ってるよ。」
そうこうしている間にディアリースターズの出番も終わり。
いよいよ765プロのアイドルの出番だ。最後の全員ステージに向けてやることは一つ。
「春香さん!後は任せました!」
「うん!愛ちゃん達もお疲れ様。」
「後はボク達に任せて最後の全員ステージまでテンション上げていてよ!」
「真さん、私達は全力以上を出し切ってきました。」
「うん、最後の出番まで私達も気を抜かず待ってる?」
「水谷絵理、そこは疑問系でなく言い切ってもらいたいですね。」
「ほら、みんな行くよ!765プロー!ファイトー!」
「「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおお!」」」」」」」」」」」」」
アイドルたちは目指す、ひたすら自らが求めていたものへ。
そして、更なる高みへ。時に競い合い、助け合い、事務所という壁を超えて。
新たなる仲間と共に。
~Fin~
「これからがどんどん盛り上がっていくから、最後まで全力で楽しんでいってね。」
「それじゃ次が来るまでに体力全快にしておいてくれよ。チャオ☆」
湧き上がる歓声、熱気に満ちた会場。
開幕からボルテージ最高潮の会場から止まない歓声は控えているアイドル達をも奮い立たせる。
次は自分達がさらにヒートアップさせるんだ。自然と胸が高鳴り始めていた。
「絵理さん、涼さん。いよいよ私達の出番ですよ!」
「うん、ここまで盛り上げてくれたジュピターの人たちに感謝?」
「そうだね。私達も負けないくらい盛り上げて765プロの先輩達にバトンタッチしよう。」
いがみ合っていた頃とは違う。
765プロ、876プロ、961プロ合同の大ライブ。
誰もが同じステージで競い合うでもなく、唯一つの目標を掲げて歌い踊り楽しむ。
そして、来てくれたファン全員を楽しませる。最高のステージという目標へ。
「当たり前だろ。俺達を誰だと思ってるんだ。」
「そうそう、愛ちゃんたち僕らのことちょっと低く見すぎじゃない?」
「俺達はきっちり役目をこなしたよ。次は任せたよエンジェルちゃん達。」
100%の力を、いやそれ以上を出し切ってきたジュピターが戻ってきた。
彼らの表情は初めて765や愛達と会ったときとは違う笑顔と疲労の混じった輝きに満ちた表情であった。
「お疲れ様です。後は私達に任せてください。」
「ジュピターのような力強さは私達には出来ない。でも、私達は私達をより輝いて見せることが出来る。」
「絵理さんの言うとおりです!絵理さん、涼さん!準備はいいですか!」
「「うん!」」
「ディアリースターズー!!!ファイトーーーー!!!!!」
元気いっぱい走りゆくディアリースターズを見守るジュピター。
彼女達の笑顔もまた煌いていた。
「俺達も負けてられねぇぞ!」
「冬馬くんはそうやってすぐ熱くなるんだから。」
「そこが冬馬のいいところでもあるんだがな。まあ、気持ちわからなくはないよ。」
「みんなー!盛り上がってますかー!」
「「「「「おおおおおおおおおおおおおおお!」」」」」」
「私達もジュピターに負けないくらい頑張るから、みんなもついてきてね?」
\絵理ちゃーん/\愛ちゃーん/\涼ちゃーん/
「それじゃ、最初の曲いっくよー!!!」
「愛ちゃんたち……すごい……」
「春香ちゃん、私達も負けてられないよ。」
「そうだね雪歩。」
自分達の出番までは時間がある。それでも早くステージに出て行きたい衝動に駆られるほどの会場の盛り上がり。
我慢できずに様子を見に来た春香。それにつられるように雪歩も来た。
いや、我慢できなかったのは二人だけではない。
765プロのアイドル全員がこの盛り上がりに自分達の出番を待ちきれなくなっていたのだった。
「おいおい、そんなんで大丈夫かよ。」
「エンジェルちゃんたち、少し落ち着いたらどうだい?」
「僕達と愛ちゃん達の頑張り、無駄にしないでよね?」
たいした心配などしていない。単純にからかうように言葉を投げかけるジュピター。
彼らと彼女達の間にもうわだかまりなどない。お互いを信じあうことが出来るほどにまでなったのだ。
「へへっ、ボク達が出て盛り下がることなんてないさ。」
「私達もあなた方には負けられません。」
「あまとう達は真美達の大活躍を指を舐めながら見てるんだね」
「真美、それを言うなら指を加えるでしょ。」
「けっ、相変わらず威勢だけはいいんだな。ま、俺達に負けてるようじゃこのライブなんて成功しないだろ。」
「エンジェルちゃん、存分に楽しんできてね。」
「僕達はここで待ってるよ。」
そうこうしている間にディアリースターズの出番も終わり。
いよいよ765プロのアイドルの出番だ。最後の全員ステージに向けてやることは一つ。
「春香さん!後は任せました!」
「うん!愛ちゃん達もお疲れ様。」
「後はボク達に任せて最後の全員ステージまでテンション上げていてよ!」
「真さん、私達は全力以上を出し切ってきました。」
「うん、最後の出番まで私達も気を抜かず待ってる?」
「水谷絵理、そこは疑問系でなく言い切ってもらいたいですね。」
「ほら、みんな行くよ!765プロー!ファイトー!」
「「「「「「「「「「「「「おおおおおおおおおおおおお!」」」」」」」」」」」」」
アイドルたちは目指す、ひたすら自らが求めていたものへ。
そして、更なる高みへ。時に競い合い、助け合い、事務所という壁を超えて。
新たなる仲間と共に。
~Fin~