今日は涼さんとデート。
涼さんが一人で街を歩くって言ったからついていくことにした。
10分前到着……ちょっと早過ぎた?

「絵理ちゃん、おはよう。ずいぶん早かったね。」
「え?涼さん?」

10分前に到着したのに……涼さん早すぎ?
それだけ、楽しみだった?

「涼さんこそ、早すぎ?」
「そ、そうかな。絵理ちゃん待たせちゃ悪いなと思って早めに来たんだ。」

照れ隠しかな、頭かいて涼さんなんか可愛い。
いつから、待ってたのかな?
でも、嬉しい。楽しみにしてくれてた。

「それじゃ、行こうか。」
「うん、涼さんまずどこに行くの?」

涼さんの行きたい場所に行ってみたい。
涼さん、普段どんなところに行くんだろう。

「ペット……ショップ?」
「絵理ちゃん苦手だったりする?」
「ううん、でも自分一人なら来ない?」

涼さん、ペット好きなのかな。
私はパソコンがあるから、あまりペットを飼うって考えがなかった。

「絵理ちゃん、見てみて。この猫可愛いよ。」
「でも、寝てる?」
「そうみたいだね。でも可愛いなー。」

涼さんは猫好き?
やっぱり、犬はしつけとか大変?

「この犬も可愛いよー。」
「わんわん!」
「ひぅっ!?」

いきなり吼えられたからびっくりした。
もっと、静かなペットのほうがいい?
でも、涼さんすごく楽しそう。
動物好きなんだ。

「涼さん、ペット飼うの?」
「うーん、飼いたいなとは思うんだけど。」
「けど?」
「ほら、仕事であまり家にいれないときもあるしね。たまにこうやって見に来るんだ。」

そうなんだ、確かにレッスンと仕事で家にいないことも多い?
構ってあげなきゃペットもかわいそう。

「ごめんね絵理ちゃん。僕のわがままに付き合ってくれて。」
「そんなことない?動物可愛かった。」
「良かった。そうだ、一緒に行きたいお店があるんだ。喜んでもらえるといいんだけど。」

一緒に行きたい?どんなお店だろう。
でも、涼さんのことだからきっと素敵なお店?

「ここなんだけど。」

ちょっとお洒落なレストラン。
涼さん、色んなお店知ってるんだ。
私、あまり家でないから電気の街以外は詳しくない。

「ふふっ。」
「ど、どうかした?急に笑ったりして。」
「ううん、涼さん入ろう?」

涼さんとのデート楽しい。
世間話してお料理食べるだけ。
でも、すごい時間が経つの早い。

「今日は楽しかった。涼さんありがとう。」
「喜んでもらえてよかった。今度は絵理ちゃんが行きたいところ行こうね。」
「うん。」

とっても楽しい休日。
また、涼さんとデートするのが楽しみ。
次行くときは涼さんに荷物持ってもらおう。
今のうちによさそうなもの探してみよう。