別の映画を見た時に流れたトレーラーを見てからずっと気になっていた作品、

Lion。

 

2017年のアカデミーでは、作品賞、助演男優賞、助演女優賞を含む計7部門にノミネートされていたけれど、いずれも受賞とはならなかった。残念。

 

ネタばれにならない範囲で、あらすじはこんな感じ。

家族とはぐれた5歳のインド人少年が、オーストラリア人の夫婦の養子になる。その後オーストラリアで成長した少年が、幼い頃の記憶を頼りに自分の故郷を探し、家族に会いに行く、という話。

 

こちらも、物語の主役である男性が書いた自伝を基にした実話。

 

 

まず思うのは、主人公を演じる少年がかわいい。というか、すごーくかわいい。何とも言えない愛らしさがあり、「この子の笑顔のためなら、私頑張れる」と他人(=私)にすら思わせる魅力がある。この魅力はこの映画の大事な要素だと思う。

 

その他にぐっと来たのは、「僕たちはお母さんの空白のページを埋めるために来たのでしょう」と成長した息子が放った言葉に対して、母役のニコール・キッドマンが話した内容。

Blind Sideのサンドラブロックにも思ったけど、自分を持った強い女性像に惹かれるんですよね、私。

 

そんなわけで、約118分の映画は、子役の愛らしさと成長した主役を演じたDevのイケメンっぷりに加えて、随所にインド&オーストラリアの美しい景色がちりばめられ、お勧めの作品です。