コーツ タナハシのBetween the World and Meを読み終えた。

 
日経に訳本が紹介されてるのを見て興味を持ち、原文で読み始めてから数か月が経ち、このほどようやく読み終わった。
 
150ページちょいの短い本なのだけど、これがなかなか。
筆者からその息子への手紙という形式で綴られる内容は、すーっとは頭に入らず、詩的な表現の部分もあり、読み終わった今でも、多分70%理解していればよい方だろうという程度。
 
この本の根底にあるのは、
「アメリカの黒人」として生きることがどういうことなのか。
それが著者が伝えたかったことなのだろうと思う。
 
「アメリカの白人」ではない自分にとって、
著者が記すことに共感できる部分もある。
だけど大部分は未知の世界だった。
アメリカにおける黒人の歴史、そして未だに彼らの中に生き続けるその影響。
この本を読まなければ知る由もなかった一面かもしれない。
 
こんなに理解に苦労したのは自分の語学力のせいかとも思ったけど、
他の人の感想もそんな感じだったので少し安心した。