アメブロで北斗さんの乳癌を知ってショックを受けていたら、今度は川島なおみさんの訃報。
川島さん、54歳なんてまだまだこれからじゃないですか…。
よく耳にするフレーズですが、「健康とは与えられたものではなく、自ら努力して手に入れるもの」。その通りだと思います。しかし、どんなに努力していても、病気になってしまうときはあるんですよね。これはもう定めとしかいえないのですが。

さて、努力しないと健康は手に入らないと分かっていながら、仕事が忙しく、食事や睡眠、それに運動等もちょっとないがしろにしていた所、ちょっと前、健康に不安を覚える事象が生じました。色々悪い可能性を考え、もしかすると自分の「生」の終わりを考えなくてはならいかもしれないと。
その時一番初めに浮かんだのは、両親に対して申し訳ないという思いでした。

数年前、母が癌の手術に臨んだ時、「おばあちゃんに私を看取らせる事は絶対したくないから、私は元気になってみせる」と宣言して手術室に入っていきました。宣言通り今はとても元気に過ごしています。

その時はあまり深く考えませんでしたが、先の体調不良の一件で、私もやはり親より先にこの世を去ってはいけないと思いました。それは、年老いた両親への責任とか、いわゆる社会的な云々もさることながら、子は親より後に死ぬのが動物として自然の流れであり、根底にはそれに基づいたExpectancyがあるのかな、と。なので、それが出来なかったときには、親を落胆させることになってしまう。

親より先にこの世を去るのは最大限の親不孝であり、親より後にこの世を去るのは最低限の親孝行なのだろうと私は思います。

映画、Interstellarの中にも、年老いた娘が父親に向かって「親に子を看取らせるのはよくないことだから、お父さんはもう出て行って」というようなことを言って病室から追い出す場面があります。
「よくないこと」の部分をどう表現していたか今では思い出せませんが、文化や宗教が違っても、きっと共通の思いなのだろうと思います。

そんなわけで、体調不良が続き、やっと重い腰を上げてDr.の所に行こうかと思った頃にはかなり体調が普通に戻っていて、でもせっかく作った時間だったので一応検査してもらってきました。
最低限の親孝行、案外簡単なことではないですが、出来る努力はしていこうと思います。
ちなみにDr.の所見は「問題なし」でした。