高速道路からLoop入る道路のあるところからダウンタウンを見ると、「え?ここは香港?シンガポール?」と思ってしまう場所があります。

多分、高層ビルと生い茂る緑の組み合わせに、青い空と湿度を含んだ空気の感じがあいまってそういう印象を生み出すんだと思うんですが、冬には殺人的な寒さになるこのシカゴに、東南アジアの面影を見られるとは思いませんでした。東南アジアの都会が好きな身としては、ちょっと嬉しい錯覚です。

あと、今Loopの西側、川に沿ってかなり大規模な開発工事が進んでいるようなのですが、Randolphに架かる橋から北を見たときに見える景色も、これまた不思議とバンコクを連想させる景色なのです。工事中の敷地と、建設中のビル、そして高架を走る電車の組み合わせが私のバンコクのイメージに重なったんだと思います。

景色の錯覚といえばもうひとつ。Arlington HeightsにArlington Heights Roadという道がありますが、Northwest Highwayを超えて北上を続けると、松並木が続く部分があるんです。道幅とか周りの家屋の感じとかもあるのでしょうか、ここを通るとなんとなく日本の道路を思い出します。

どれもシカゴからでは遠くて簡単にはいけない場所。
せめて錯覚で楽しみます。