少し前の日経に載っていた、精神科医の和田秀樹さんの話。

内容は子供時代の家庭の話で、和田先生のお母さんの教育方針について。
小さいころから母親の口癖は「自分で稼げるようになりなさい」だったそうで、あまり「勉強しなさい」と言われたことは無いらしい。
「自分で稼げるように…」というのは小さい子供に掛ける言葉としては珍しいけれど、今の自分にはとても響いてしまった。

自分で稼げるようになるというのはもちろん経済的な自立ができるということを意味するのだろうけど、私にはその他に「社会に自分の居場所を作る」ということを意味しているように思えた。
仕事を辞めて、家庭の中だけで過ごしていると自分の存在意義みたいなものをいやでも考えてしまう。家事をしてはいるけれど、特に誰かの世話をしているというわけでもないので母親業や家族の介護をしている人とも違う。

やはり私が今すべき時間の過ごし方はこれではない。
私の居場所はここではない。
ずっとくすぶっていたけど、やはりそうなんだと納得。

そんなわけで、就職することにしました。

思い切ってアメリカンな職場を選択。

新しい生活がスタートします。