日経の映画評で見て気になった作品、「Boyhood」

邦題では「6才のボクが、大人になるまで。」というらしい。

この映画の凄いところは、ストーリーの中心となる家族の12年の記録を、本当に12年かけて追って撮ったところ。
つまり1つのキャラクターについて、一人の役者が12年を通して演じている。

12年ー、製作者の意志がすごいと思った。
だって、12年の間にトレンドだって社会・経済情勢だって変わってるだろうし、12年後にこの作品が受け入れられるかどうかなんて本当に未知数。それに、役者の人にだってなにが起こるかわからないし。

映画にはイーサン・ホークがお父さん役で出ているらしい。
タイトルからは子供が大人になる成長の記録のように見えるけれど、主眼は家族の形が12年という期間にどう変化するかといったところにあるもよう。
個人的には、子供にとっては成長となる期間が、成人にとっては老いとなるということがどんな感じでスクリーンに現れるのかも気になるところ。イーサン・ホークの老化、他人事ではありませんから(笑)

そんなわけで見てみたいと思ったものの、アメリカでは2014年の夏に上映館限定で封切られていたみたいなので、来年1月にリリース予定のDVDを待ちたいと思います。