今日、実家の父から突然電話がありました。
被災地からはかなり遠方なのですが、実家は海が近いので、震災の時に大丈夫か電話をした以来です。
なにごとかと電話に出てみると、少しお酒の入っている様子。
特に用はないらしく、始めはうちの旦那の商売に影響はないかなど、たわいもない話から始まったのですが、電話を切る時に
「今テレビを見ていたんだけど、お前の声が聞きたくなったんだ。忙しい時にごめんなぁ。」
思わず涙が出ました。
父は団塊世代で、自分の感情を口にすることは「悪い」とされてきた世代。家族にもあまり自分の本心を伝えることないのですが、やはり震災のニュースばかりを見て気が弱くなり、さらにお酒に任せて電話をかけてきてくれたのだと思います。とっくの昔にガチガチにかためられた自分のスタイルを崩しても、自分の思いを伝えてきてくれたことが、とても嬉しくて温かかったのです。
遠くにいてもつながっている
わたしたちには「言葉」という、簡単に気持ちを伝えられる道具があるのだから、それが人を不快にさせるものでなければ、どんどん伝えるべきだと思います。
ドラマや映画のような決めゼリフなんかじゃなくてもいい。簡単な言葉で十分。
「大丈夫?」「元気?」「嬉しい」「ありがとう」「幸せ」「愛してるよ」「ごめんなさい」
昔、テレビで見た小さな工場の社長さんが「勇気は持つものではなく出すものだ。」とおっしゃっていました。
みんな元々勇気を持っている。それを使うか使わないかはその人次第。
ぶっきらぼうな反応が返ってきても気にしない。
それはあなたのせいじゃなく、あなたと会う前に何か気分の悪くなるようなことがあったのかもしれない。お腹がすいていたのかもしれない。ただ素直になれないだけで、本当は喜んでいるかもしれない。あなたはやるだけやったんだから、自分を褒めてあげればいい。
小さなことでも自分のできることから
思いやりや優しさの輪が広がりますように。