今回は作った曲をMIX作業してみよう!
MIXとは色々詰め込んだ音をまとめて一つの塊にする作業です。ただ録ったままだと音がまとまらずショぼくなる原因にもなります。

MIX作業では声にリバーヴでエフェクトをかけたり、ベースの音圧を足したりして全体のバランスを整えていく作業になります。
どこの周波数でどんな音を聴かせたいのかを整理していく必要があります。

作業する前に、どこの音域にどの楽器がくるのかをイメージします。
周波数20Hzから20KHzの間に色々な音のバランスを取って、いかに自分の理想に近づけるかが勝負になります。

僕の方法ですが、頭にスピーカーをイメージしてみてください。
スピーカーは左右に置いてあり、音をならすと、左、右、上、下、真ん中、奥と360度に音が広がっていると感じ取るようにしてみてください。

左と右はPAN振りで音を左右に置く事ができます。
上はHIの部分、下はLOの部分。
奥はリバーブ感やコモって聞こえる音。
真ん中は張り付くようなパンチのある音。

僕なりにまとめてみました。
~50Hz
キックや808キックなどの補正に使う
50Hz~80Hz
キックなどの低域
80Hz~250Hz
キックやベースなどのアタック感が出る
250Hz~500KHz
スネア、タム、ギター、ベース、太い声のボーカルなど、かなりの数の音が密集しはじめます。
500Hz~800Hz
スネア、タム、ギター、ベース、太い声のボーカル、透き通る声のボーカル、ピアノと、アタック感と存在感の出る音域
800Hz~5KHz
シャープさや音のハリが出てきて目立つ部分
5KHz~10KHz
シンバル、ハット声の抜け感
10KHz~
ここは50Hzと同じで高い音の支えなイメージです。

のように何となくイメージして作業するのが大切かと思います。
何も考えなしにスタートすると、グチャグチャなMIXの原因になるかもしれません。

後はMIXをするのにこんな音にまとめたいなと思うリファレンス曲を自分のスピーカーで鳴らして聴いて耳を慣らしていきましょう。

良いDTMライフを!!

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