L.L. Cool J - Mama Said Knock You Out

90年発表のLL Cool Jの4thアルバム「Mama Said Knock You Out」
肉体自慢のLLさんもこの時は胸毛剃ってなかったんや

85年にDEF JAM契約第1号としてデビュー以来、現在まで生き残りの激しいシーンの前線で活躍してきたラッパーです。
最近はセールスの伸び悩みでシーンから影が薄くなった感が否めないけど、今までに13枚ものアルバムをリリースしてるラッパーはいません。
ハードな曲では、つばを飛ばしながら叫び、ラブソングでは、トーンを落とし語りかけるようなラップはお手本と言うかベーシックなスタイルとも言えます。
バラードラップはLLが第一人者やしね

そして、流行をしっかりと取り入れ、若者の言葉もリリックに使用し、しっかりと「売りにいく」スタイルは、セルアウトとも言われるけども、このシーンを生きてこれた原因でもあると思います。
おそらく、初心者の人が、HIPHOPで何から聴けばいいかと聞かれれば、ボクはおそらくその時点でのLLの最近作をすすめると思います。
それぐらい、誰もが入りやすいアーティストではないかと…
だってLL嫌いな人はいないでしょう

作品ごとで好き嫌いは別れても、どれかしらは好きな作品があるから。
さて、本作は、3th「WALKING WITH A PANTHER」が甘~い曲が中心だったためセルアウトだと批判され、ストリートからのプロップスを失ったLLが起死回生の意味を込めて発表した作品です。
正直、3thがセルアウトというなら、今メインストリームで流行ってるHIPHOPなんてほとんどセルアウトになっちゃうと思うんですが

と同時に、HIPHOPの歴史において、名勝負の1つでもあるKOOL MOE DEEとのビーフ、MC Hammer、Ice Tをディスした作品も収録。
LLも昔はやんちゃだったんですねぇ~
本作はサンプリング文化の立役者Marley Marl(Pete Rockの師匠)が全面プロデュースで、ハードな曲から、メローなナンバーまでありますが、何かお洒落でワンランク上の匂いを感じます。
やはり、この曲っしょ

アルバムタイトルにもなってるMama Said Knock You Out
James BrownのFunky Drummerと、タイトル忘れたけどSlyの曲をサンプリング。
のっけのシャウトでやられます。
レコーディング中に、スタッフに放った喝が、そのまま使われてるらしいんですが…どこだ?
同じJBの違う曲をサンプリングしながらも、こっちは甘め
6 minutes of pleasure
そしてこれがDIS曲
To Da Break Of Dawn
ただ、輸入盤しか持ってないんで内容はわからん

DISの曲もハードな曲も全体をとして、曲順も含めてHIPHOPのいい香りが部屋全体に広がる最高のアルバムです。
Marley Marlがめちゃめちゃいい仕事してます。
歯切れのいいLLのラップも聴いていて気持ちいいっす。
この両者にぜひぜひシーンの最前線へカムバックしてもらいたいです。
10代の子から「LLかっこよすぎやろ」って聞いてみたい
