小さな命
昨日と今日小さな命にあった
それはどこにでもいそうなゴマ粒よりも小さい虫だった
そいつを最初に見たのはバスの中でとても弱っており窓ガラスを上ることや飛ぶことさえできないくらいだった
それでも揺れるバスの中で必死に窓ガラスを上ろうとしていた
しかし1ミリほど上ったら転げ落ちていた
あまりにも哀れだったので一思いに殺してあげようと思ったが
必死にがんばっていたのでやめておいた
次の日同じ時間のバスに乗って窓を見ると昨日見た虫がいた
そいつはまだあきらめず窓を上ろうとしていた
驚くことに昨日見たのは左の窓で今日見たのは右の窓だった
おそらく一日かけて左側から右側に移動したのだろう
いつしかそのあきらめない精神(虫的には本能だろうが)に見入ってしまっていた
その精神を見習わないとな~と思ったり
明日もあいつは生きているだろうか
おそらく死ぬまであきらめないんだろうな~