朝は6時に起床。
途中でうとうとはした気がするけど、
眠れなくて頭がぼーっとしていた。



検温と血圧測定をして、朝ごはんを食べた。
お腹の子と一緒に食べる、最後の朝ごはんだ。頑張ってしっかり食べた。変な話かもしれないけど、最後まで栄養を届けたくてサプリもずっと続けて、気休め程度だけど発育不全用に果糖も沢山摂っていた。妊娠継続を諦める事がを決まっても、なんだかやめられなかった。



しばらくして主治医による診察が始まった。

昨日の夜に入れた物を取り出し、
陣痛を誘発させる膣剤を入れた。
どうやら子宮口が3センチくらい開いているようで、羊膜が確認できたらしい。

誘発剤は3時間起きに入れる予定だけど、1つ入れれば産まれるかも、とのこと。


膣剤を入れ終わって、部屋で休んだ。
生理痛のような痛みは少しずつ増して、膣剤を入れてから20分くらいでかなりの痛さになった。
なぜか便意が湧いてきてしまい、助産師さんにトイレに行って良いか確認すると、分娩室で様子を見ようということになった。
ここで夫とお別れし、分娩室に歩いて向かった。



なんだかお腹がたぷたぷしているような、今までよりも重たい感覚になっていて、姿勢を真っ直ぐにする事ができなかった。


連れてきてくれた助産師さんは、少し離れるので分娩台に寝転んでいてねと、言って退室した。


ゆっくり上がって、身体を分娩台に乗せた。

その瞬間、

股からすごい勢いで、あたたかい液体が流れてきた。


これはまずい、ナースコール!!
と探したけど、見当たらない。


「すいまーせん!!!!」


と何回も呼ぶけど、ひとの気配が無い。

大きな声を出すたびに腹筋に力が入って
出て行く量が増していくのが分かったので、
出していいのか分からないし、
もう待つしか…と諦めかけたその時、
頭の上の方にナースコールがある事に気付いて無事に連絡を取る事ができた。


「破水しましたー!」


と何人か助産師さんがやってきて、
パンツを脱がされたり、防水シートを取り替えられたりした。


もうお別れなんだ…


とここでも泣いてしまった。
助産師さんが、我慢してなくていいよとティッシュを渡してくれた。
本当に本当につらかった。