復活節後第4日曜日 | J.A.Ludwig(山田康弘)のブログ

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この名は、尊敬する3人の音楽家からお借りしました。

 ヨハネ16515によると、イエスが去る(昇天する)ことは益となり、真理の御霊が来ると(聖霊降臨の予告)全てが明らかになると云う。「汝はいずこに行くや」BWV166は、表題の問いがバス、テノール、アルトのアリアにおいて角度を変えて考察され(ソプラノはコラールのみ)、神信頼のコラールに収斂する。「わが去るは汝らの益なり」BWV108では、イエスを象徴するバスによって表題の言葉が語られるが、面白いことに、「真理の御霊が来る」という後半の言葉は賑やかな合唱によって歌われる。激しく聖霊が降臨することの象徴であろう。