実家に出かけた。

父の今年の最初の投薬セッションが

無事終わり、母の定期診断も問題なく

済んだので、新年の挨拶をかねて。

二人とも元気そうでよかった。

いつものように仏壇に手をあわせた。

亡くなった弟はいつも共にいるのだが

何か墓参りのような気持ちだ。

日常ではあまりない線香の香りと

揺らぎ上る煙に自然と背筋が伸びる。


今日は娘たちも妻もそれぞれ予定があった

ので一人車を運転して移動したが

行きも帰りもビル・エバンスをじっくり

聞いた。

グールド以外でもっとも心酔している

アーティストでありピアニスト。

最近は一番のヘビーローテーションかも。

ウォークマンでなくスピーカーでじっくり

聞くのは久しぶりで、新鮮だった。

穏やかなドライブ、

穏やかな時間。

いつもと少し違う感慨。

自分が生まれる前に録音された

すばらしいアルバムが、なんとも水々しく

こころに沁み入る。

ピアノ・ベース・ドラムスという

もっとも好きなトリオという構成が

特有の揺らぎの中で

至上の美しさを感じさせてくれる。

静かな一日。