最近、妙に言葉が流暢になってきたセバスチャン。
片言の外国人ボビーオロゴンから、山形弁が流暢な
ダニエル・カールぐらいまで昇格したのではないで
しょうか?(笑)

そんなことを思わせる気の利いた会話が徐々にできる
ようになってきました。
ある日の晩御飯の時の会話です。

セ「おばあちゃん、おばあちゃんの長所はやさしくて
  家族の面倒をよく見てくれるところだよ。
  で、短所は働きすぎるところだ。
  年なんだから、もっと体を大事にしないとダメだよ。」

祖母「ありがとうセバスチャン。おばあちゃんうれしいわ。
  おじいちゃんの短所と長所も教えてくれる?」

セ「おじいちゃんの短所は何でも見境なく食べるところだよ。
  そんなことじゃメタボリック症候群が治らないよ。」

祖母「長所は?」

セ「うーん、仕事をよくするところかな。」

祖父「ほー、そうか、セバスチャンはじいちゃんのことそんな風に
  見てたんか。ほな、大ばあちゃんはどうや?」

セ「大ばあちゃんはすごく年をとってるのにしっかりしている 
  ところが素晴らしいと思う。」

祖父「なるほどなぁ。ほな、お母さんはどや?」

セ「お母さんの短所は気が短いところだよ。
  オレも気が短いから同じだね。」

祖父「ほう、セバスチャンも気が短いんか。
  ほな、先にセバスチャンの長所を教えてんか。」

セ「うん。オレの長所は素直で何でも真面目にするところだよ。」

祖父「そうそう。セバスチャンは真面目やもんなぁ。
  じいちゃんもそう思うで。
  で、最後にお母さんの長所やな。どこや?」

セ「・・・。」

私「ちょっと!!何で黙ってるんよ!!」

セ「・・・。」

私「無視しなや!!」

セ「・・・。
  なーんにも思い浮かばないなぁ。」


家族みんなが大爆笑。
これが『オチ』でございます。

大阪人は、オチが命です。
団欒の場で日々鍛えられているセバスチャン。
会話の先が読める男になってきました。

くだらないことかもしれませんが、これって結構
色んなところで役に立つんですよ。

あ、あとでもう一回聞いたらちゃんと答えてくました。

セ「お母さんの長所は、オレや障がいのある人のことをよく
  わかってくれているところだ。」

さんきゅー!!


それともう一発。

セ「お母さん、眼鏡変えた?
  今度のはすごくカッコイイね。
  それってべっ甲亀?」

私「んー、おしい!!
 べっ甲ちゃうねん。
 さらに「亀」もいらんねん。
 そういう時はな、『その眼鏡ってべっ甲ですか?』
 って聞いたらええねんで。」

セ「し、しまったーー!!
  あかん、間違えた!!
  亀はいらん、べっ甲でいい。(インプット中)
  今度から気をつけるよ。」


がんばれ、ボビーじゃない、ダニエル!!
流暢な大阪弁まであともう少しだ!!(笑)


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写真では色は薄めに見え
ますが確かにべっ甲風?

眼鏡の下の缶は500円
貯金箱です。
今年こそ貯めます!!
有給使って豪遊します!!









9bb5bd64.jpgリアル










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夜回り先生









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光とともに









漫画ってあなどれない。
全部、とっても「リアル」です。
作家さんの本気度がよくわかります。
私は仕事で煮詰まると、よくこれらの本を読み返しています。
(井上雅彦さんは『バガボンド』も大、大、大好きです!)

実写版、しかも待ったなしで仕事をしていると、登場人物
が増えてきたり、新たな問題が出てきたりと自分の安易な
予想を超えた難問が次から次へと出てきます。
そんな時に難しい本を参考文献として読んだり、問題を整理
しないで議論したりすると軸がぶれてサポートを必要として
いる本人や家族がどんどん遠くなっていくんですよね。

だから私は煮詰まると、これらの漫画を読んでインターバルを
とるようにしています。
どの漫画も本人や家族の気持ちをとても丁寧に描かれています
ので、大切なことを再確認させてくれるんです。

「リアル」と「夜回り先生」は、何度読んでも自分の胸の中に
ズンズン入ってきます。
読む度に
「・・・。そうなんだよなぁ。」
と、呟いてしまいます。
相手に本気と覚悟を見せないと、まず向き合うための土俵にも
立たせてもらえませんから。
心と体の問題に本気で向き合うということは、鏡に映った自分を
まじまじと見るのと同じことです。
結構勇気がいりますよ。(笑)


それにつけても、「光ととも」にはすごいですね。
光くんの成長と同時進行で日本の『今の』教育や支援事情を
正確に描かれているのは脱帽です。
地域差はたしかにあると思いますが、これもまた事実です。
丁寧に取材されていることがよくわかります。
(いかなる事情があっても越境入学を認めない地域がまだまだ
 あるということも事実ですが。)


子どもが自閉症と診断されて悩んでいる親御さん、若しくは
発達に何らかの不安や悩みのある親御さん、「光とともに」を
是非読まれてみて下さい。
いえ、そういう人だけに限定してはいけませんね。
とにかく興味のある方、「障がいって何?」と思われて
いる方、どんな方にもお薦めです。

まずは読んでみて下さい!!


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あほやけど、ノリオ
-ダウン症のアニキを
もって










「あほやけど、ノリオを読んで」
           一年三組  セバスチャン
 この本は、上方落語家の露の団六さんが自分の兄に
ついて書いた本です。
 団六さんの兄であるノリオさんはダウン症です。
生まれてすぐに5~6歳まで生きられないだろうと言われ、
ダウン症の中でもかなり重度で心臓にも欠損があると医者
から言われていましたが、弟である団六さんは深く考える
こともなく普通に、一緒に成長していきました。
 ノリオさんと僕を比べてみると、少し似たところがあり
ます。それは障害者だということです。
僕は自閉症です。ノリオさんのダウン症とは少し違い、
医者から死ぬとか心臓が悪いとか言われず今まで成長して
きました。しかし母の話によると、僕も三歳の時に医者から
「○○さんのお子さんは、自閉症という障害があります。
将来、高校も大学も進学できません。結婚もできません。
小学校高学年に上がる頃に障害は重くなっているでしょう。
お母さんは気持ちを強くもって子供さんを見守っていって
ください。」
と言われたそうです。
 たしかに僕は小さい頃、色々な問題を起こしていました。
2歳の時、近所のスーパーで迷子になり、遠くの体育館まで
行ってしまい警察にそうさく願いも出て大騒ぎになりました。
小学校2年生の時、雨が大の苦手だったので教室中の窓を閉
めて回ったり、運動会の時雨が降っていてパニックになって
レインコートを着て参加したこともありました。
小学校の頃の僕はよく分からないことがあるとパニックに
なっていました。でも、僕を理解してくれる先生や友達も
たくさんいたので楽しく過ごすことができました。
 でも、ノリオさんはちがいました。
 ノリオさんは昭和三十一年生まれです。その頃の義務教育
というのは入学のための面接に行ったら
「無理ですね。」
と断られ、養護学校の面接や幼児の通園施設に行ったら
「家で大事にしてあげてください。」
「心臓が悪い子は預かれない。何かあったら困るから。」
と全て断らました。
 僕が小学校に入る時はそんなことありませんでした。
ノリオさんが子供の頃は差別というものがあって学校で友達
をつくることができないノリオさんがとてもかわいそうだと
思いました。障害があるからといって、差別をするのはやめ
てほしいです。
 一人で出来なくても一歩ずつその壁を乗り越えたり、乗り
越えることができなくても、どんな人でもいていいじゃない
かと僕は思います。



ばあちゃん号泣の一作。

一回目はダメ出し覚悟でまず一人で書き上げるように言い
ました。
予想通り文字を埋めることだけの文章で全然ダメでした。
2回目は具体的に何がダメなのかを伝えて、文章の組み立て
方を教えました。
するとノリオと自分を対比させ、「母の声」も入り、自分の
過去も振り返る内容に変わっていました。

やればできるやん。
1回目よりもかなりいい。

「愛あるダメ出し」は人を成長させるのだ。
そう感じた元日でした。