今日は入学式でした。
入学式の会場に着くギリギリまで

セ「お母さん、オレはまだ留年をあきらめたわけでは
  ない。通天閣パワースポット地下1階で儀式を
  終えたら、オレは中2に戻るんだ。」

  ・・。あんな、セバスチャン。
  通天閣の地下1階はおっちゃん達のオアシスやで。
  歌姫が毎日演歌を披露するステージがあるんよ。
  そこで儀式をするんかいな。無茶やで。
  酔っぱらったおっちゃん達が怒るやろうなぁ・・・。

セ「そ、それは危険だ!!通天閣はやめておこう。
  じゃぁ東京タワーで儀式をしよう。」

  ・・・。


- そして入学式終了後 -


セ「とうとう入学してしまった!!
  留年できなかったよ、お母さん。」

  ほんまやなぁ。ところで、お弁当は何日から始まるの?

セ「えーと、23日からだったと思う。」
  (自分のノートを見る。)

黙って見守っていたら、行く気になっていました。


担任の先生もいい感じ。
セバスチャンの『安心ランキング』上位に食い込みそうな
とても話しやすい先生でした。

セバスチャン考案の「オレ用サポートブック」も読んで
くださったと聞きました。
(1年生を担当する先生全員がコピーしてくださったそうです!)

なんだかんだと言っていましたが、真面目に式に出て、返事も
人一倍大きな声でして、式が終わった後に担任の先生に再度
持ちも物を確認して、自分でノートに書いて、気持ちはちゃんと
明日に向いていました。
OK牧場!!(ふるっっ)



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       ↑              ↑

     中1セバスチャン       高1セバスチャン



大きくなりました。

だからもう、手は出さない。
説明も、お願いも、全て自分でしていました。

年齢ではなく、「やる気度」で手を放していけば
いいんじゃないでしょうか。


ところで、何部に入るんやろか?

春です。

春です。(しつこい?)


桜が美しい。

セバスチャンは今月2日から高校に通っています。
バスと電車を乗り継いで、1時間20分かかる学校に
一人で行っています。

池田市児童殺傷事件以来、一人で外出ができなくなっていた
セバスチャンが、腹を括って公共交通機関を利用すると
決めたのは、

高校生になったから

これだけが理由です。

ガイドヘルパーさんと春休み中に通学練習もしました。
(「かなーり面白かったです!」byヘルパーHさん談)

結んだことのないネクタイを一人で結べるように
特訓すると自分から言ったのも、

高校が『ネクタイ着用』だったから。

で、30分ぐらい練習したらマスターしていました。
やる気になった時の集中力は、すごいです。

眼鏡もスタイリッシュなものに変えました。

セ「これがいい。地味だけどお洒落だ。男子高校生らしい。」

なるほど。


4月1日。
新しい環境に緊張と不安が入り混じり、吐いたり、腹痛を
起こしたり、頭痛を訴えたり、泣いたり・・。
不安定な1日でした。

本人は自分の気持ちをこう訴えました。

セ「オレは色んなことが気になりすぎるんだ。
  だから、ストレスがたまりやすいんだ。
  今はストレスが最高潮で、とてもつらい。」

 ・・・ほうか。

セ「ほうかって、それだけ!」

 うん。

セ「あー、やっぱりなぁ!ずるいよ!お母さん!」

 やかましいねん。ちゃっちゃとあがって寝ぇな。

セ「オレ、眠れる?」

 だいじょうぶ。

セ「ありがとう。お母さん、おやすみ。」

 うん、おやすみ。
  
今の彼は寝る前と朝の家を出る時だけ、私を呼びます。
終わりとはじめだけです。
あとはいらないようです。

「おやすみ!」
 はい、おやすみ。

「いってきます!」
 はい、いってらっしゃい。

この言葉でパチンと気持ちを切り替えて、彼のペースで
ひとつずつクリアしていっています。

4月の真ん中あたりでそれもなくなるでしょう。
もうすぐ馴染みますから。(笑)

新品のグローブと一緒です。
今はまっさら、カチカチなのです。
匂いもちゃうなぁ。今は何もかもが新品の匂い。
いい塩梅に馴染むまで、キャッチボール(往復)を
しないとね。

明日から合宿です。
依頼があった3日分のテレビ番組はちゃんと録画して
おきますね。


いってらっしゃ~い。


<おまけ>
本人が考えた、「オレ用」サポートブックはコチラ
       ↓
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いよいよ突入です!!
セバスチャン『高校編』で~す。(^^)

本音を書くと、自分の仕事も年々多忙になり、プライベート
でも色々とあるもので、セバスチャンの中学校卒業でブログ
を辞めようと思っていました。

でも、高校編を記すことはとても大切なのではないかと
思ったんです。
だから、今後もぼちぼち続けたいと思います。


中学3年生の7月、セバスチャンは泣きながら私に訴えました。

「オレは中途半端なんだ。
 もっとわからない方がよかった。
 何を言っているかわからなかったらショックじゃない。
 オレは半分ぐらいわかるけど、半分わからない。
 だからすごくつらいんだ。
 手術して、普通の脳にしてほしい。
 普通の子どもになりたい。」

その後悩みぬいた彼は、自分で受験が必要な「高校」を
選択し、勉強をして合格しました。


彼がこれから通う学校は、新入生の3分の2近くが中学校の
時は不登校で、セバスチャンのように知的障がいのある
子どもも入学しているようです。

ところが、
卒業時は50%が大学(短大)に進学し、50%が就職して
います。
その理由が、先日開催された説明会でわかりました。
学校の在校生、卒業生、そして卒業して数年経つOBが、
次々と自分の体験談とこれからを壇上で話してくれたの
です。


なぜ学校に行けなくなったのか?いじめも、あります。しかし、それ以前に「周囲と感じ方がちがう」という違和感を彼ら、彼女らは強くもっていたようです。1+1はなんで2なんだろう?お母さんは、どうしてお母さんって言うんだろう?誰も教えてくれない。なんで?「自閉症スペクトラム」に入るであろう子どもたちが、説明できない違和感を学校や日々の生活の中でもっていたということが、本人たちの声を通して改めて理解できました。「学校に通えなかった、辛かった」時期、そこから同じ境遇だった仲間と出会い、愛情をもって熱心に指導してくれる先生と出会い、共に目標をもち、徐々に成長していったのだと、自分の言葉でしっかりと前を見て話してくれました。心からのごめんなさいへ―人ひとりの個性に合わせた教育を導入した少年院の挑戦
この本に書かれている言葉を思い出しました。決して早すぎることはない、決して遅すぎることもないその通り!!いいお話を聞かせていただきました。おっと、時間です。今晩はこれにて。(^^♪