頑張ろう日本スーパーオーケストラ@サントリーホール

タイトルからしてオリンピック応援かと思ったが、東日本震災チャリティーだった。

被災した生徒の奨学金を集めているという。

まだやってるんだな…。

国の無策ぶりがわかる。

まぁ、年に1回こういうコンサートをしてる意味も、ある種の自己満しかないとも思うが…。

オケは全国の有志。

有名オケやソロで活動している人が読響コンマスの小森谷さんの趣旨に賛同して集まったとの事。

小森谷さん、こんなことしてる暇あるなら本業を精進して欲しい。

前々回の読響アンサンブル酷かったもの。

指揮は海老原光。

去年も振ったらしい。

この人の振り方、コバケンをスケールダウンした感じ。

嫌な指揮ではない。

まず、バイオリンソロが小林美樹でメンコン。

アフタートークで言ってたが、冒頭のメロディーの演奏に満足できた事が無い、と。

おっしゃる通りダメでした。

歌い方、音程共にダメでした。

分かっているなら、練習あるのみでしょう。

でも、後半に向けて良くなって、終楽章は良い感じだった。

次が金子三勇士でリストの1番。

一時は良く聞いていたが、ある日のきっかけでパッタリと聴きに行かなくなった。

流石にリストは上手い。

テクニック完璧、打鍵強く、弱音美しく、歌心あり。

ただ、強音の時にペダルを踏む靴音があまりにも大きく、会場にドンドン響くのはダメだと思う。

ラストがベト7。

迫力満点。

こういう悪く言えば寄せ集めのオケは勢いに任せて突っ走る必要があるのかもしれない。

熱演！

会場はあまりクラシック好きは多くなかったようだが、ノイズは少なく良好だった。