病気が発覚してから10ヶ月が経つ。
発見されたときはもうすでに悲惨な状態で、
原発の腫瘍は9cm大。すでに胸部と腹部のリンパ節にも転移があった。
そのときには体重が一気に7キロも減少し、正直、もうすぐそこに「死」が感じられた。
でも、それからの治療と、そして仲間たちの支えがあって、
今はなんとかこうしてブログを書くことができている。
なんで? マジかよ! うわぁぁぁーーー(涙)。もうムリだ。アレしたい、でももうできない!
もっとあーしとけばよかった! つか、でも楽しかったからまあいいか・・・。
――そんなふうに、散々いろいろ思ったし、考えたし、落ち込んだし、
でもそっから気合入れて立ち直る。・・・・・・そんなことをいったい何回繰り返しただろう。
そして、ついにブログを書くことにした。
じつは今までにも何度か書こうかと考えたこともあったけど、どうも「終わり」という終着点に
向かってその文章が書かれていくような気がして、イヤだった。
でも、いまはまったく違う心境でこのブログを書き始めることができた。
いま、僕はガンという病気になって、そのメッセージをしっかりと受け止めながら、
一日一日をしっかりと、より濃く生きていこうと思っている。
(アフラックのCMみたいにネ)
家族や友達や、仕事の関係の仲間たちとの深い深い関係も病気になったおかげで
本当により濃くなったと思うし、今まで突っ走ってきたぶん、いまはゆっくりと、
自分の生き方、これからの生き方、と向き合う有意義な時間をすごせている。
それに、詳しくはこれからブログに書いて行こうと思っているけど、
人間をつかさどっている「肉体」「精神」「魂」というものに対して、
いままでよりもずっと深く深く考えるようになったし、知るキッカケにもなっている。
そういう意味でも、ガンという病気は僕にとってはポジティブなメッセージを
送ってくれるキッカケにもなったかな。
もしも、ガンと闘って勝つことが難しいのだとしたら・・・
ガンとともに生きる、っていう風に考えるのがいいことなのかもしれない。
といいつつ、しっかり闘いますけどね!!
