堤防を作り

 

砂防ダムを作り

 

狭い国土をコンクリートで覆い尽くし

 

結果として「想定外」の自然の力の前で

 

我々は被害を増大させてきたのではないかと思う

 

木と紙でできた日本古来の住居は

 

一見自然の力の前では無力に見えるが

 

しかし自然に抵抗しないことで

 

迅速な復旧を可能としていたのではなかろうか

 

現代の技術は

 

自然災害に対して踏ん張ることによって

 

破壊の力を増大させ

 

その強固さと複雑さ、繊細さが

 

復旧をより困難なものにしていく

 

風に揺れる柳のような

 

しなやかな都市と暮らしを

 

いかにして構築していくか

 

そしてそのために

 

どれだけの便利を諦め

 

どれだけの不便を受け入れるのか

 

真剣に考えるべきではなかろうか