映画『89』を観て思うこと。 #バッカス #arsenal #ヨコハマフットボール映画祭 | 池袋東口居酒屋バッカスのブログ

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私の周りでは、ヴェンゲルロスからか、チームの成績からなのか、アーセナルに対しての「熱さ」を無くしてしまった人。現状を受け入れられない人が沢山います。

そんな人に…

偉大なる監督であるのは間違いないし、現在のクラブの在り方を示したのはわかるし、尊敬する。今でも好き。



ただ130年を超える歴史のあるクラブでの全てをその人が作り上げたかと言うとそうではないと断言できる。

彼の就任当初の成功は、前前任者が作り上げたバックラインに上積みし、攻撃を構築したものだろう。





90年代後半から、つまり我々が見てきた成功の全てはアーセンの下でのものであるから、盲目的になるのはやむを得ない。

現在に至るまでのサッカー文化への貢献度から言えばチャップマンの方が上だと思うが、時代背景も違いすぎるので比較するのも野暮というか意味をなさないとも思う。

話は逸れたが、クラブを愛するなら、過去や歴史を学んだ方が楽しいと思う。

もちろん過去には、実体験のような興奮や感動は得られないかもしれない。

でも、厳しい時期や苦しい時期を知り、体験した方が、成功した時の喜びは大きいんじゃないかなぁと思う。

成功や喜びはクラブによっても、時期によっても大きく変わるだろう。
イングランドでの優勝経験のある、ダービーやイスプウィッチがトップリーグ制覇!とは今日では言い難いだろう。
日本で言えば、2年連続でリーグカップを制覇した千葉のサポーターはその頃は悲願のリーグ制覇を夢みたであろう。

では現在トップリーグでの優勝を近々の夢として語るサポーターは圧倒的に少数派であり、昇格!という目標の方が多数派であろうと思う。

私の周りの千葉のサポーターは、もちろん現状を良しとはしていないが、それを受け入れて昇格という目標を見ている。クラブに対して、色々と不平不満があったり、シーズン途中で諦めざるを得ない事もあるけれど、それでも愛し続けている。

サポーター論はそこら中に転がってるし、どれも正しくて、どれも正しくないw
個人を愛するのもありだし、リーグテーブルだけを愛するのもありだろう。

でも、クラブ愛を語るなら、栄枯盛衰全てを楽しんだ方が、より幸せになれるんではないのだろうか。

なんでこんなことをツラツラと書いているか。
#笹旅 に組み込まれていたアーセナルのミュージアム見学。
私はけっこう楽しんでいたんだけれど、スルーしていた人が多かったように思う。

生まれる前のレジェンドの話は、実体験や映像で触れたものよりも感動が小さくなるのもわかるけれど、もったいないなぁと思ってしまったんですよね。
オレアリーなんてヴィラの監督というイメージの人が多いだろうけど、アーセナルのレジェンドだし、最多出場記録保持者だもんね。



リアム ブレディはレジェンドだし、イタリア行っても活躍した選手。
引退後は確かアーセナルのヴェンゲルのスカウティングも手伝ってたように記憶している。
そんなことはどーでも…
と言われればそうなんだけれど 


#ヨコハマフットボール映画祭 のトークショーで #笹木香利 さんがおっしゃってたように、過去を知ることで今をもっと楽しむことができる。
私もそう思うんです。
『89』を見た後でエミレーツを訪れれば、壁に書かれている選手達をもっと楽しむことがてきるし、ミュージアムももっと楽しめるようになるはず。

私の考えるクラブ愛とはそういう感じ。
アーセナルは130年超えるから、遡るのも大変だけど、日本のクラブなら5.60年!
頑張れば遡れるw

過去を知っているというと、老害とか、そんなことでマウント取るな!と言われてしまうかもしれないけれど、おじさん、おばさん達はリアルにそれを楽しんだんだから、興奮しちゃうんですよw



#笹旅 でレジェンドと呼ばれるグーナーにお話を聞いてる時もそうだし、パブで話かけた老夫婦のサポーターも、当時のことを目をキラキラさせて語ってくれるんです。
英語が全くできない私でも楽しめちゃうくらいに。

『89』は沢山の方が見に来ていて、もちろんその多数はグーナーだったと思う。グッズを身につけている人やお会いしたことがある人に沢山お会いできた。
もっとこの映画を若いグーナーに見てもらいたい。
グーナー以外にも。
KOPの方にも。イングランド、いやサッカー史上の悲劇があったあの年の出来事を知ってもらいたいと思いました。

『89』以外にも沢山みたい映画があった。毎年1作品くらいしか見れないけれど、やっぱり #ヨコハマフットボール映画祭 や各地のフットボール映画祭というこのイベントは今後も末長く続いてほしい。


今回、この『89』の上映にあたり、結局なんの力にもなれなかったけれど、関われた事は、グーナーとして単純に嬉しかったし、楽しかった。時間も余裕もなく、なんの貢献もできなかったけれど、まぁ、言い訳。

福島成人さんをはじめ、ヨコハマフットボール映画祭のスタッフや、文化祭を支えている人達に尊敬と感謝。そして トークショーをしていただいた 笹木香利さんに感謝!

ありがとうございました。

と『89』を観て思いましたとさ。
おわり。