答辞(?) 2023年度卒業 もか
答辞
送辞やってないけど、勝手に答辞。
厳しい冬の寒さも和らぎ、
(朝晩は全然寒いけど)
木々の蕾も膨らみ始める季節となりました。
(近所の桜並木は提灯だけ鮮やかだけど)
皆様におかれましては、先日の劇団バッカスの水族館 第95回公演「I wanna beeeeeee!」へのご来場、ご参加、ならびに応援をくださり、誠にありがとうございました
どうも、もかです。
初めましての方は初めまして。
そうでない方は、いつもお世話になっております。
バッカスに入って早2年。
短いようで短かったバッカス生活。
大きく語れるようなことは何もありませんが、この機会にちょっと振り返らせていただこうと思います。深イイことは言えないけれど、強制的にご覧ください。
では参ります。
〈目次〉
1.これが……バッカス……!?
2.エグいてバッカス……!
3.わたしが……バッカス……!?
4.魂を受け継ぐ!!バッカスの長編!
5.古きを温めて新しきを知る!!
6.I wanna be.......
7.エピローグ
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[第1話 これが……バッカス……!?]
2021年6月。2年次。
大学の規制も少しずつ緩和され始め、登校が増えてきた頃。
ある対面の演習授業で同じグループになった、高野という女。
(Twitterのヘッダーはずっとこれにしてる)
彼女がある宣伝をくれた。
「今度、バッカスっていう劇団のコントに出るんだけど、よかったら観にきて」
二つ返事で予約した。
この頃、名古屋の演劇・劇団についてほぼ何も知らなかった。
それらを知る入り口になればいいな〜と思って行った。
そして観たのがこちら。
いや、メンツえぐいて…………
これを観た私(クソガキ)は思ったんです!
なんだこのおもしろ集団は、と!!!!!
(伝説のデュエル1作目も観劇)
この人たちみたいになりたい……!
この人たちとやりたい……!!
そして、私のバッカスは始まろうとしているーーーー
弥生ちゃんほんとにありがとうね
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[第2話 エグいてバッカス……!]
夏のコント「コント公演」を観た後、流れるように公開稽古へ。
いやあ、いいね、公開稽古って。
夏に見た人たちだ!!!(オタク)ってなったし、めっちゃ楽しかったし。
演劇初心者で知り合いもいない私でしたが、館員の方々は優しく楽しく接してくださいました。
そして参加したのがこちら。
いや、メンツえぐいて……(ver.2)
演出助手として、演劇を、バッカスを、学ばせていただきました。
本当にすごかったです。
めっちゃ好きでした。
隙あらば場内に入れてもらって観劇したもん。
アガリスクさんの脚本なのでもちろんおもしろいのですが、それをバッカスカラーに仕上げ、こんなにも愛おしくできあがるのか、と衝撃を受けました。
演出のうめださんをはじめ、館員の方々の強さを実感しました。
ちなみにこの頃、全員先輩だと思っていたので、同期との記憶はほぼありません。
次回、愈々私のバッカスが、始まるーーーー
うめださん、エグすぎたなあ……
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[第3話 わたしが……バッカス……!?]
演出助手として外部参加した後、これまた流れるように入館。
学年の同期は弥生、入館の同期はもときくんです。
そして館員としての初公演がこちら
(思ったより同期居たやん……)
初めて自分の脚本とフライヤーを世に出しました。
今見ると……なかなかアレですね……デザインセンスが……(憚る)
こんな初心者に作らせてくださった先輩方には感謝しかありません。
これのおかげで第一歩が踏み出せました。
(伝説のデュエル2作目は稽古から観劇)
館員として、バッカスの公演の運営に携わって学んで、先輩の凄さを改めて体感しました。
もっとおもしろくなりたい!!!!!!と思ったのを覚えています。
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[第4話 魂を受け継ぐ!!バッカスの長編!]
季節は流れ、また冬公演の時期になりました。
この時私は、うめださんから「館長」という名誉ある役職を受け継がせていただきました。
とても嬉しく、誇らしい反面、その大きさに自分が追いつかず、悔しさがありました。
そして上演したのがこちら
いろんなものが込み上げてくるなぁ……
初めての演出、役者13人、2時間ほぼ出ずっぱ、自分は演劇始めて1年半、先輩にも後輩にも演出をつける、1番の大敵「優柔不断」……
正直言うと、この稽古期間がいちばんしんどかったです
その分、これを終えて、一段強くなった感じはあります
まあ言っても、自分一人でやったなんてことは全くなくて、演出においてはうめださんあずさん演助の後輩にいっぱい助けてもらったし、運営においてはうめださん水野さんえぬいさんササキさんといった偉大な先輩方にいっぱい声かけしてもらって助けてもらったし、演者の皆さんのほうから色々提案もらったし、スタッフの皆さんも色々持ちかけてきてくださって、本当にありがたいと思うと共に、自分の無力さに泣けてきて……
G/Pitで場内観劇した時、不安と緊張と安堵と快感が入り混じった、よくわからない心情でした
てゆーかフライヤーよくない?かわいくなーい?
そしてこれが終わると先輩方がいなくなる……
さみしさ45、不安65のカンストでした。
ファイナルシーズン、開幕……!!!!!
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[第5話 古きを温めて新しきを知る!!]
さあ、最終学年になりましたね!!
バッカスでの最後の夏。と言っても2回目の夏。
……コントするしかないっしょ!!!!
ということで上演したのがこちら
「温故知新」の「温」は、「あたためて」でも「たずねて」でもいいみたい?
私が見ていた・観てきたバッカスを受け継ぎたい……
けれど自分には知識と経験と力がない……
なら、「今できること」をやろう!!!
ということでコント公演やりました。
憧れてたTシャツ、作っちゃいました。
コント6本(実質5本)、書いちゃいました。
一年前のリベンジは多少果たせたかな。
この公演では4年がほぼいないので、メンツががらっと入れ替わったのが見てわかりますね。
フレッシュなみんなにたくさん助けられました。
走りきれなくてごめんなさい。
ただ、この座組をきっかけに、後輩のみんなが仲良く楽しそうにしているのを見た時、あぁ、これがバッカスだよなとうれしくなりました。やってよかった。
てかこれもフライヤーかわいくな〜い??いいの描けたの〜!
いよいよ、旅立ちの時……
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[第6話 I wanna be.......]
有終の美を飾る……
立つ鳥跡を濁さず……
そんなことを考える暇もなく最終公演。
ササキおじの「やりたい」想いから始まった公演。
「なりたいもの、なりたかったもの、ヒーロー」をコンセプトとして進むことに。
せっかくなら、これまでの想いをぶつけよう。
そしてこれ。
おわったんだなぁ……(しみじみ)
終わってみると、あぁやれてよかったなぁ、と思うのですが、これもなかなかに大変でしたね……
自分が書いたものというところがいちばん自分を締め付けてましたね……
だってさあ、他の脚本おもしろいんだもん!!!
後輩二人のがさあ、なにあれセンスしかないじゃん!!
しかもササキさんもササキさんでさあ、なんなのおもろいしエモいやん!!は!?
自分なんてさ、もう館長も宣伝美術も諸々次世代に継いでてさ、見守るだけの隠居よ。
作演しかやってないのにさ、なんだこの不甲斐なさ!!
ずっと自信なかったです……
でもキャストの方々が信頼のある方々だったので、やりきれました。
伝えたいことが伝わっているかはわからないけど、込めることはできたかなと思います。
変わっていくけれど、大事なものが続いていれば、それでいいんだ。
ありがとう。ごめんね。
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[エピローグ]
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。すごい。
バッカスにいた2年。
いろんな経験をさせてもらいました。
いろんな人に出会いました。
先輩にも後輩にも恵まれました。
演劇が、できました。
バッカスというものに出会えてよかった。
バッカスを名乗れて、誇らしかったです。
感謝。
館員それぞれへの感謝は、個別で言おうっと。
もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、送辞でもなんでもないですね(今更)。
早い段階から違いますね。
さて、締めに入りたいと思います。
バッカスで作ったもの、過ごした時間、反省はたくさんあるけれど、後悔はありません。
来年以降のバッカスは、つよつよな館員ばかりなので、何も心配がありません。
むしろ、自由にやってほしいし、やってくれるだろうし、おもしろいものをつくってくれるのが楽しみです。
あ、ひとつだけ。先輩と舞台に立ちたかったなあ。
私はバッカスを受け継ぐことができたのだろうか。
私が憧れたあのバッカスを。
これからを作る輝いた後輩へ。
たぶん、できなかった。
できなかった、けれど、
「現在」のバッカスを、前に進めた。
明日から「劇団バッカスの水族館所属」を名乗れないのはさみしいけれど、一つの区切りとして、これからも舞台を作っていきます。
これからのバッカスも応援してください。
あわよくば、これからのもかも応援してください。
長らくの自分語り、お許しを。
おせわになりました。
2024.03.31 もか