予防接種トラブル | 日韓ハーフ兄弟 チェコ→韓国生活

日韓ハーフ兄弟 チェコ→韓国生活

子育てはママ育て
韓国生まれ、日本で7か月保育園に通い、チェコに2年半住んだ8歳の息子と、日本生まれの4歳息子を、韓国で育てています。

アンニョンハセヨ  ラビです。


ここ3年ほど、まだ幼い子供たちが、韓国→日本→チェコ→韓国と移動するに当たって、私の頭を悩ませたのは子供たちの予防接種。


国によって、接種時期が異なったり、混合される注射の内容が異なったり、日本脳炎に関しては、チェコには存在しなかったりします。


国によって、病気のリスクは異なってくるので、それは仕方がないのですが、私の中では大混乱。💦



それでも日本と韓国の予防接種予定表を見比べながら、チェコの事情に合わせつつ、どうにかどうにか必要な注射は打たせてきました。



韓国では、韓国以外の国で打ってきた予防接種は、保健所にて登録でき、一つのデータとして管理することができます。


登録するには、母子手帳に、注射を接種した病院のハンコもしくはサインがあり、注射のロット番号を明記したシールが手帳に貼られていることが必須です。



長男も次男も、日本やチェコで接種した予防接種の情報の書いてある母子手帳を保健所に提出。

(ちなみに、長男は韓国の手帳、次男は韓国で予防接種を受けたことがないため、韓国の手帳は持っておらず、日本の手帳を提出しました。)


情報登録に時間がかかるとのことで、手帳の受け取りは翌日になりました。

情報登録をしておけば、この情報は韓国内どこの小児科の先生も照会できるようです。



私たちはその足で、小児科に行き、次男が受けられなかった日本脳炎の予防接種をお願いしに行きました。

ついでに、韓国の手帳の発行もお願いしに行きました。



受付で、先程保健所に行き、海外で受けた予防接種の登録をしている最中なので、今現在病院で見ることのできる予防接種データは全てではないこと。


今日は次男の日本脳炎のみをお願いしにきたこと。

次男は韓国の手帳を持っていないので、発行をお願いしたい旨を伝えました。



すると、今はちょうど、インフルエンザの予防接種も受け付けており、日本脳炎と、インフルエンザを同時に受けても問題ないので、インフルエンザも受けた方がいいと提案していただきました。


子供たちには、今まで一度もインフルエンザの予防接種を受けさせたことはなかったのですが、コロナのこと、韓国の社会的な雰囲気、長男は3年前にインフルエンザにかかりちょっと大変だったこともあり、今年は受けることに。



なので、

長男→インフルエンザの1本

次男→インフルエンザと日本脳炎の2本


を受けることになりました。

もちろん、問診票も長男はインフルエンザのものを1枚、次男はインフルエンザと日本脳炎の2枚のみ記入。



さて、接種は次男から。

ニコニコした先生と泣き叫び暴れる、次男。


私と看護師で次男を押さえつけながら注射をする先生。

1本目 プス  

2本目 プス

3本目 え?ポーン


先生、なんで3本あるんですか?と注射の直前に聞いたら、『A型です。違う型です。』と言いながら3本目を打たれてしまいました。


私の中では混乱?

最近のインフルはA型とかB型とかに分けて2本打つのか?


泣き叫ぶ次男で状況はバタバタと流れてしまい、そのまま長男の注射へ


1本目 プス

2本目 プス

3本目 え⁉️ポーンポーンポーンポーン


何かが絶対おかしい!

私は全力で止めました。


『先生、3本はどう考えてもおかしくないですか?

この子インフルエンザだけですよ?』


そうしたら、先生はまだ未完成の接種記録データを見ながら、抜けている注射を先生の判断で勝手に打とうとしていたことが分かりました。


受付から、接種記録データは未完成である事実は伝わっていなかったらしい。


問診票すら書いていない注射を、確認もせずに勝手に打つ医師が信じられない。



ここから、この病院は私にとって、敵認定。


そこにつかさず、保健所より私に電話がかかってきて、

『長男君になんで、日本脳炎を受けさせたんですか!プンプン』と怒りの電話。


私に言われても困ります。私は承諾していません。

病院側と話をしてくださいと、電話を看護師に渡して、私は子供たちを抱えて、怒りと悲しみで、待合室でさめざめ泣いていましたえーん


周りで見ていた他の人が、慰めてくれるくらい、すごく泣いていたようです。


その後改めて医師からの謝罪と状況説明がありました。


次男に関して…

接種したのは

・インフルエンザ

・日本脳炎

・A型肝炎

の3つ。


A型肝炎は日本では接種しないので、日本の手帳には記載がなく、私も存在を忘れ去っていました。


なので、結果的に問題なし。(病院側として、問診票がないのに接種したのは問題のような…)


長男に関して…

接種したのは

・インフルエンザ

・日本脳炎

の2つ。


日本脳炎に関しては、ギリギリ追加接種の時期に合うらしく大きな問題ではないそう。(私、これも問診票書いてないよ?)

でも、私がギリギリで止めたやつは、過剰接種になるものだったらしく、これは本当に止めてよかったものだったそう。


この事件から1ヶ月以上経ちますが、特に健康上の問題もない上、病院からも、保健所からも、改めて謝罪の電話があり、先生(若めのドクター)も深く反省されて、今は接種前には必ず注射名の確認をするようにしているそう(当たり前)なので、私の気持ちは落ち着いています。


この後も後処理で再び病院に訪問したことがあるのですが、先生・看護師一同、私に対して腫れ物を触る感じでした💦


オロナミンCみたいなドリンクくれたり、子供たちにミカンくれたり、再生クリームのサンプルくれたり…


さらに、さらに、先生の申し訳ない気持ちが収まらないらしく、

長男の健康診断の視力検査結果に関する私の質問

『長男は視力0.8で良好と出ていたけど、0.8はこの年齢では悪い数値ではないのか?』


という質問に答えつつ、サービスでもっと詳しく検査します!と申し出てくださり、子供たちの詳しい眼の検査をしてくださいました。



そして発覚した次男の乱視ゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリ

ちょっと放っておけないレベルらしい。

赤線が乱視の数値だそうです。


早いうちに、乱視に気付けたのは良かった…

これは、先天的なものだそうで、どうしようもなかったらしいけど、放っておいたら、この先視力が出ない可能性があったそう。


予防接種トラブルの結果として、次男の乱視が見つかりましたショボーンショボーンショボーンショボーン


次男は、直ぐに眼科に連れて行ったけど、早いうちに眼鏡っ子になりそうです。😭



色々あった予防接種トラブル。

実は5年前にも、似たようなトラブルが別の病院でもあったことがあったので、韓国の小児科、一体どうなってるんだ!と言いたい…