こんにちは。
横浜市都筑区にある育児発達支援室ここんの定金雅子です。
ここんでは、診断のあるなしに関わらず、ご家庭が必要な時にすぐに療育が受けられるように自費での個別セッションをご提供しています^^
公的な支援だけでは物的にも人的にも資源が不足している日本。
ここんで行っていることは、もっと各ご家庭が必要な支援を必要な時に受けられるようにと、療育に選択肢を増やすための草の根活動かもしれません。
ですが、最近。
こうして育児と療育の狭間で埋もれるこどもを守るために地域の中で活動していることを、個別セッションに通ってくれているお母さんたちが発信してくださるようになったんです。
こんな時、ご家族とチームでこの社会課題に取り組んでいけるんじゃないかな、って思うんです。
私たち大人の力で、こども達がもっと自分らしく自分の人生を歩めるのではないかな、と。
そして、私たち大人も自分達の葛藤や課題を乗り越えられるはずだと力が湧いてくるのでした。
お子さんが、個別セッションに通ってくださっているお母さんの投稿をシェアさせて頂きます^^
わが家のかかりつけ支援室 ここん
6歳長男、月に一度、自費での個別療育受けてます。
ご縁あってこちらに通わせていただき、半年間が過ぎました。
我が子の能力をまるっと認めていただき、母の悩みも受け止めてくださり。
作業療法士として、我が家の指針を示してくださるマコ先生。
半年間、月一回くらいのセッションで、我が子はとても成長しています!
園に呼び出された一年前、母は途方にくれていました。
。。。。落ち込んでてもしょうがない。
まずは、療育に通おう!!リハビリしてもらおう!
そうしたら。
私の住んでいる場所では、発達障害という診断がなければ、療育に通えない現状がありました。
我が子はちょっと不器用だけど、診断がつくまではいかない。
いわゆる発達障害グレーゾーンでした。
仕事柄、発達支援→療育リハビリと思っていたので。(お母さんは作業療法士さん)
まさか、リハビリが受けられないなんて。。。
そんなこと、知らなかった。。。
途方にくれていたその時。
ご縁があって、ここんのマコ先生と出会いました。
そして、我が子の生活の困りごとの相談に乗ってもらい、未来への見通しがつくと。
漠然とした不安は希望に変わりました。
前回、ここんさんにお世話になっていることを書いたところ、いろんな方から問い合わせをいただきました。
もしかして、同じように困っている方たちは、もっとたくさんいるのかな。。。
我が家は、ここんという場所で、マコ先生という作業療法士さんに出会えたこと、とてもラッキーでした。
そのようなお子さんや、困っているママさんは、多いのかもしれません。
ここんでは、診断あるなしに関わらず、困っているおやこを受け入れてくださっています。
ここんのような場所が、マコさんのような作業療法士が、これからの地域には必要だと、思っています。
こども理解を支える
こども達は、持って生まれた発達特性を、生きている環境の影響を受けながら、その子にしか出せない輝きを放ちつつ、成長していきます。
そんな時に、大人側から見ると理解しづらいこどもの行動が見られたりします。
例えば、個別セッションに通ってくれているお子さんの中には、
・いつもゴロゴロしていてだらしなく見える
・くるくる回るものばかり見る
・じっとしていられずすぐ脱走する
など、集団生活の中で注意されることが多く、親子で居心地が悪い想いをしていらっしゃる方もいます。
だけど、その行動の背景を発達的視点をもって紐解くことで、まず大人の行動が変わります。
doingよりもbeing
その子が何をするかよりも、その子がここにいてくれることが嬉しい。存在そのものが愛しい。
あるがままを受け入れてもらい、肯定してもらうことで、こどもの行動は変わります^^
こどもを変えるよりも、大人が変わること。
それだけで、こども達は成長していきます。
その時に、こども達の理解しがたい行動の背景になにがあるのかを、専門職として通訳することが求められるのだと思います。
一緒に遊んでいると、その子の発達特性が見えてきます^^
仮説を立てて、実践してみる。
その結果を親御さんにお伝えしています。
こども達は、大好きなお父さんお母さんを困らせようとしている訳ではないのだから^^