こんにちは。横浜市都筑区にある、かかりつけ療法士と会える育児・発達支援室ここんの小児専門作業療法士、定金雅子です。

 

先日、2歳半のお子さんがおられるお母さんから、

「おしゃぶりをずっとつけているんだけどこのままで良いのでしょうか?』

とご質問を頂きました。



おしゃぶりをつけていることで、話し言葉が不明瞭で聞き取りにくさが出ているけど、はずしている時には噛み付くこともあるそうで、どうしたら良いのか悩んでおられました。

言葉が不明瞭だから、おしゃぶりは取った方が良いでしょうか?
口腔機能の発達を考えてもおしゃぶりは取った方が良いでしょうか?


支援者がお母さんからこんなお悩みを伺ったら、おしゃぶりを取る?or取らない?の二択で考えてしまいがちです。



ですが、大切なことは、大人がおしゃぶりを取る取らないの判断をすることではなく、あくまでその子自身を主体として考えているのか?ということです。

どうしておしゃぶりをしていたいのかな?
どんな時ならおしゃぶりを外しているのかな?
その子にとっておしゃぶりはどんな存在なのかな?

今回みさせて頂いたお子さんは、触覚への感覚欲求が強く、口腔内への感覚刺激を欲する様子が見られました。

また聴覚の過敏性もあり、嫌いな音がした時は耳を塞いだり、おしゃぶりを噛む様子が見られました。

でも、一緒に遊んでいて楽しくなると大きな声で笑ってくれ、そんな時にはポロッとおしゃぶりが落ちることもしばしば^^



はじめは必死でおしゃぶりを探すのですが、少し手に持つ瞬間も見られたり・・・

楽しいことに夢中になると、おしゃぶりから気が逸れる時がある。
聴覚への不快な刺激が入った時には、情動を落ち着かせるためにおしゃぶりを噛む行動が見られる。
おしゃぶりがあることがこの子の安心安全になっている。

と、その子を注意深く見ているとおしゃぶりとその子が今どう付き合っているのかが分かってくるのです。

大人がおしゃぶりを外すタイミングを決めてしまうのではなく、あくまでその子自身がおしゃぶりに頼らなくても安心安全を自分で広げることができるようになり、嬉しい!楽しい!という体験を他者と積む中で、気づいたらおしゃぶりが取れてていたね^^
っていう状況が作れるのがベストではないかなと思います。


大人がコントロールしておしゃぶりをとる事で、一見うまくいったように見えても、その子自身が決めたわけではありません。

結局は、自己刺激を求めて自分の爪を噛む、手を噛む、という代償行動を起こしてしまう可能性もあります。

まずは気付いたらおしゃぶりがぽろっと落ちちゃう経験、もうおしゃぶり要らないや!って本人が思える時間を共有できる人になりたいなと思う時間でした。




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