こんにちは^^
支援室ここん、広報の郡司です。


9月からここんの広報を担当させていただくことになりました。

今回は私がここんの広報をさせて頂く事になった経緯や、自己紹介も兼ねて私と子供達のお話をさせて頂こうと思います。


わたしのこと





現在、11歳(男)、8歳(女)、3歳(男)の3人を子育て中です。

親子で楽しめるワークショップの開催やイベント企画、横浜市の支援事業で親子の集いの場をされている施設などでボランティアとして親子クラスの講師をしています。

オリジナルベビートイの製作販売も行っております♪



長男の子育て


長男は自閉症スペクトラムという発達障害で、現在は公立小学校の個別支援級に在籍しています。






長男の特性に私が気付いたのは1歳半の頃でした。

✔︎お友達と関わりたがらない

✔︎砂や芝生や水を嫌がる

✔︎物をきっちり並べる

✔︎偏食

✔︎拘りの強さ

✔︎奇声、癇癪、パニック


など色々と思う所がありましたが、1番の悩みは「しゃべらない」「歩かない」という事でした。

お友達と公園に行ってもはいはいの息子は上手に遊べず、私も周りの子供達との違いに傷つき、

「なんで?どうして?」

と、考える日々でした。


1歳半健診ではパニックで癇癪をおこす息子との戦いで、泣きながら夫に電話をして帰宅したことを今でも鮮明に覚えています。


それでも、

「まだ判断ができない」

「男の子はゆっくりだから」

「様子をみましょう」

との言葉しかもらえず、一人で色々と検索して悶々と過ごしていました。





今でこそ、発達障害は世の中に認知され、関係機関も増えてきましたが、当時は全くと言って良い程知られていませんでした。

「しつけの問題」と言われる事も多く、息子の言動も理解はされませんでした。

「療育」という言葉を知らない方も多かったので、そのような話をすると「神経質な親」というイメージでみられて「子供の為に動いているのに...」と悲しい気持ちになる事が何度もありました。

私自身はどんどん閉鎖的に、人の集まらない公園を探して息子と2人で過ごすようになっていきました。


周りが滑り台がすべれないと悩んでいる頃、私は歩かないと悩んでいて、

みんなが数字を覚えないと悩んでいる頃、私はしゃべらないと悩んでいて、

みんなが幼稚園をどこにするか迷ってる頃、私は必死で相談できる場所を探していました。

自分の悩みが周りとはぜんぜん違っていたので安易に相談できませんでしたし、どうしてなのか分からない現実を受け止めきれず、息子にあたってしまった事もありました。



色々調べて地域の療育センターに辿り着いたのが2歳半の頃、ドクターの診断を受けたのは3歳9ヶ月の時でした。

診断を受けた日、自閉症スペクトラムについて書かれた用紙を頂いて、息子の説明書をもらえた気持ちになり、ほっとして泣きました。

それから、ドクターのお話を聞いて、講座などで自閉症スペクトラムの基礎知識を学んでいくうちに彼の事を理解し、これまで自分が全く合わない対応していた事、それを押し付けていた事、それで彼が苦しかった事を知りました。

年中、年長時は幼稚園と療育センターの通園科を併用し、私自身も沢山学ぶ事ができました。

そこからは、もう全てが変わりました。

大人の関わり方や環境設定で息子がどんどん生き生きしていき、私も気持ちが軽くなりました。




何より理由がわかる、対策がある、相談できるという事が本当に心強かったです。

子供の生活を観察して、

【何か困っていないかな?】という所をちゃんとみてあげる、

【できない】→【できるようになる】に注目するのではなくて、

何で「今」できないのか?

どの動きが苦手なのか?

これができない事で本人は困るのか?

という部分をちゃんとみて促して行くことが我が家の子育てのベースになりました。




この事に早い段階で気付けた事が、私と息子を救ってくれたと思っていますし、早期療育の重要性も強く感じています。

親御さんが何かしらの違和感に気付いているのに、そこですぐにアプローチしていけないのが今の日本の現状です。

民間の療育施設も増え、少しづつ変わってきているとは思うのですが、療育に繋がるまでに半年以上待ち、運良く繋がれても専門職の評価や訓練は親が根気強く良い続けなければうけられない。

就学と同時に支援が終了になり、就学後の相談場所がない。

というのが、当事者としてリアルに感じている事です。

自分自身が、相談する場所がなく、情報源もネットが主で、とても孤独で辛かったので、自身の経験から得た情報をもっと伝えていきたい。

年齢や発達状況に関わらず誰でもいつでもふらりと立ち寄って、雑談して、心を溶かして帰れる場所があったら良いのにな~、
という所が、私の活動の原点になっています。

伝えたい、知りたい、学びたい思いは、この頃から常に強くある、私の活動テーマです。

診断名をつけて分類していく事ではなく、自分の子供の特性を理解して、子育ての方法を選んでいく。

色んなタイプの子がいて、色んな対策があるという事を知るだけでも、直接的に自分のお子さんに関係なくても、誰かを助けるヒントになると思うんです。

右に習わなくて良い、違っていても焦らなくて良いそんな世の中に近づいて行くと良いのになと願っています。


ここん、まこさんとの出会い





何かとお兄ちゃんお姉ちゃんの都合に振り回される次男と1対1で向き合う時間を作りたい♪と辿り着いたのがまこさんのぐちゃぐちゃ遊びの教室でした。


インスタやブログは拝見していたので、発達や体の事についてしっかりとした知識をお持ちの所にも惹かれました。

お会いした第一印象は、「お綺麗!!!!!」
それでいて物腰が柔らかく、しゃべりやすい。

そして、知識があるからこその安心感、なのに押し付けない、決めつけない言葉のチョイスに一瞬でファンになりました。

(これはみなさんそうだと思うのですが)

コロナウイルスの影響で、数回しか参加できませんでしたが、新年度にまこさんが新しいプログラムで親子クラスを開催される事を知り、すぐに申し込みをしました。



まこさんの親子クラスは「発達段階」でわけられていて、学年でないところが、私は凄く感動したんですね。

これはまこさんにとってはきっと当たり前の事だったと思うのですが、その当たり前がとても難しい事だったりします。

長男の時のエピソードですが、2歳前後の習い事やおやこクラスは発達のスピードに関わらず学年別が殆どでした。

まだ歩けない長男は歩く事がメインのプログラムにしか参加する事ができず、1つ下の学年のクラスでは体が大き過ぎるという理由で受け入れてもらえず、2歳から幼稚園に入るまでの間は、親子での行き場が全くなかったです。

この経験があるので、このクラスわけの基準を拝見した時、胸が熱くなり込み上げるものがありました。

次男は衝動性が強く多動気味なのですが、プログラムに参加ぜずに走っていても、彼の思いを受け止め見守りながら促してくれます。

私(保護者)にもどこまでを目標にするのか?を段階で考え明確に伝えてくださり、対応方法、改善策なども提案してくださるので本当に信頼できる先生です。

私も次男もどんどんまこさんのファンになっていき、まこさんのインスタを追いかけ過去の投稿も含めて沢山読んでいました。

MIGAKUメソッドプロ向け講座も、早い段階で知っていて、ずっと受けたいと熱望し平日昼間の開催を待って受講させて頂きました。

そこで、療育に繋がれずに埋もれてしまう子供達や親御さんに対するまこさんの思い、支援の在り方をお伺いし、本当に心揺さぶられました。

私が10年前にこんな場所があったら良いなと願っていた場所が、ここにある!!!と、とても興奮しました。


広報になった経緯




もう既に私の中では、ここんを広める活動が勝手に始まっていました(笑)

自分の経験を発信する事も問題提起や障害が身近でない方へ知って頂く為の自分の役割だと感じていますが、それだけでは救えない事が殆どです。

私は専門職ではないので、その先の支援を行い希望に繋げる事はできません。

でも、ここんに繋げる事ができたら、それはその方の希望になるし未来を変えると思っています。

広報の募集がはじまる前から、自分のSNSで、度々ここんに関する情報を載せていました。

そんなある日、ここんが広報を募集している事を知り、すぐに「やりたいです!!」とメッセージを送りました(笑)

私は機械に疎く、広報の経験もないので、メッセージ後に少し不安になりましたが、とにかくやりたいという気持ちが勝りました。

これまでの自分の経験や人脈も繋げていけたら良いなと思っています。

画像をつくる事、文章を書くことはとても好きなのですが、システム的な部分でご迷惑をおかけしている事が多いので、これから沢山勉強していきます!!!!

必要な情報が必要な方々に届くように、沢山のご縁を繋いでいけたら良いなと思っています。

やる気と情熱だけなのですが、同じく広報のゆりさんと協力して、チームで頑張っていきます♪


私のように不安で悩んでいる方が沢山いらっしゃると思います。

障害の有無や診断の有無に関わらず、子育ての悩みは皆さん平等にあると思います。

どんな時でも、いくつになっても支援が繋がる場所、もっと沢山の方に知って欲しいです。

自らも体感し共感しながら、必要な情報や支援が身近に、きちんと届くように私も頑張ります。


至らない点も多々あるかと思いますが、
宜しくお願い致します\(^^)/