やばい
言葉遣いが悪いけれど、適切な表現がない
やばいとしか言いようがない映画を観てしまった
こういう映画にヒットするからシアター通いは止められない
4月公開を見逃して悔いていたのですが
現在新宿武蔵野館のみで上映していて足を運ぶことができました
ゲイリー・オールドマンが
その色気を完全に封印して
微笑みひとつ、見せることなく
瞳の色ひとつ変えることなく
その声を荒げることもなく
スパイという重責を背負う男の孤独を表現します
コリン・ファースが
ゲイリー・オールドマンとは対照的な役割に位置し
男も女も愛する人間を演じ
本能的に持つ、名声という欲望に忠実に生きる男を演じます
ベネディクト・カンバーバッジが
英国紳士らしいスーツスタイルと身のこなしを魅力的に
衣装はポール・スミス
トム・ハーディが長髪で人間らしい感情を剥き出しにする役どころを
トビー・ジョーンズ、キーラン・ハインズ、デヴィッド・デンシック…
キャスティングと俳優たちの素晴らしさ
スパイ映画とはいえ、007では決してない
むしろ、アンチ007といえよう
ゴージャスなボンドガールは登場しない
英国のカッコよさをぎゅーっと凝縮して
一瞬の無駄なカットもない
ストイックなまでに美学を貫く映画を作り上げた
1970年代の空気感
映像を司る色彩の見事さ
緻密に練られたセリフの一語一句
まさに、瞬きするいとまは無い
もう一度、
必ずもう一度観なくては、と
フォントまでカッコいいエンドロールを眺めながら思った
音楽も素晴らしいセンスが光る
最後に
原作者ジョン・ル・カレの本作への賛辞のコメントを紹介しましょう
「本作は小説の映画化ではない。
私の目には、本作自体が芸術作品に映る。
私はこの原作をアルフレッドソン監督に提供したことを誇りに思っている。
しかし、彼がこの原作から作り上げたものは
見事に彼自身の作品なのである。」
ここに、この映画の存在意義を見出せる
まさしく、本作品は映画そのものだ
こんなに集中して頑張らされた映画は本当に久しぶり
噛み応え十分、私の映画史上に残る名作を観た
これから原作を読み、サウンドトラックに浸り
DVDの発売を心待ちにするとしよう
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