抽象絵画は音楽を愉しむように味わえばいい
ジャクソン・ポロック
現代アートの革命的存在
ジャクソン・ポロック(1912-1956年)
彼の生誕100年を記念して開催する日本初の回顧展
待ちに待った展覧会に足を運びました
世界の名だたる美術館からポロックの重要な作品が集結
絵画を中心に、素描、版画を含めて64点の出品
初期から晩期に至るまでのポロックの仕事を
4つの時代に分けて、分かりやすく全貌を紹介しています
このようなポロックの個展は世界的にも稀有な
大変貴重な機会といえましょう
今回の目玉とも言える作品、イランのテヘラン美術館から
『インディアンレッドの地の壁画』
32年前、イラン革命により門外不出となった伝説の
ポロック最高傑作といわれている
最新の保険評価額は200億円とも噂されている作品を
こうして、至近距離で観ることが出来るとは…
そしてそのパワーたるや形容に難い
私の表現などでは到底及ばない
183×244cmの壁画に描き込まれた無数の曲線に宿る
ポロックはしばしばピカソと比較され
彼自身も非常にピカソを意識して作品を制作していたようだ
全て自分よりも先にやってしまったピカソ、と嫉妬したり
ピカソを超えた男、とも評され有頂天になったり
常に彼の中にはピカソが居続けたであろうし
また、ピカソなくして彼自身の変革もなかっただろう
ピカソを超えようとして
苦悩や歓喜から生まれた変容
見事です
44年という短い生涯
変革の半ばで絶たれた生命
これほどまでに個性的な衝動の具現化
やっぱり好きです、ジャクソン・ポロック
今回の展覧会は見逃すべきではありません





