こんにちは。Hikariです。
お仕事の帰りに寄ったカフェで
読みかけの本をまた少し読み進めました。
今、読んでいるのは『オニババ化する女たち』
(三砂ちづる著/光文社新書)
女性の身体性を取り戻す、というテーマで
妊娠出産を、女性の本来のもつ力だと捉え、身体と向き合う...そんな切り口で書かれている書籍です。
戦前と戦後、高度経済成長を経て、女性の身体への考え方は大きく変わってしまったようです。
読んでいて感じるのは、子育てにおける考え方も、同じような時代を背景とした変化があったのだろうなぁ...ということ。
本当に大事なこと、本質的なことが忘れられてきたのだろうなぁ...ということ。
だからやっぱり、タッチケア。
大事です。
なんでタッチケア?
その理論もお伝えすることが、大事だなぁと考え、準備を進めているところでもあります。
と、前置きが長かったですね
子どもと『性』について話す...
小さなお子さまを育てているママには、まだあまりピンと来ないかもしれませんが、
今日のテーマです
我が家は太郎という5歳になった男児がおります。
私は保育士という職業柄、男の子を保育担当したことは、たくさんあるのですが
私自身は3姉妹。もろに女系家族で、家庭でのいつもの生活に男の子がいる...という経験がありません。
なので、家庭で、性に関すること、どうやって伝えていったらいいのかなぁ???難しいテーマだなぁって思っています。
思春期になって、いきなり話題にはしづらいだろうし、でも、すごい気になりますよね??(笑)
どうしよう...?
ひとつだけ、思うのは
『女性を大切にできるオトコになってくれ!』
それだけは痛切に願うところです。
児童センターに勤務していた時に、思春期にさしかかるころの子どもたち、真っ只中の子どもたちが、氾濫した性情報をいかに受け取っているか...パソコンなとメディアの恐さ、世の中の流れ、性教育についてすごく考えさせられたことがあります。
そんなこともあり、太郎が小さい頃から意識していることのひとつに、身体のことを自然なこととして語る、ということがあります。
命を語る、ということです。
私自身は、10年ほど前から月経時に『布なぷきん』を使っていることもあり、使用後に手洗いすると必ず真っ赤に染まった水が出るのは日常的なことです。
太郎『わ...!』
一緒にお風呂に入ると、出血することもありますよね。
太郎『ママから血が...』
そんな時、必ず話をしてきました。
ママのお腹で時々、赤ちゃんのベッドが準備されるんだよ。でも赤ちゃんが来なかったら、ベッドはいりません、って出てくるの。
この血は、ベッドだったんだよ。
女の子はみんな赤ちゃんの卵を持って生まれてくるよ。(妹の花子もね♪)
男の子は卵は持ってないんだよ。
大きくなったらね、赤ちゃんの種を作れるようになるよ。
おちんちん、男の子にはあるけど女の子にはないもんね。
パンツで隠れるところは、男の子も女の子も大切にしなければならないところだよ。
みたいなことを、数年かけて話してきたかな。
ふぅ~ん...(ふしぎだなぁ。)という反応だったように思います。
そして、先日のことですが、太郎が大変な大発見をしたようなのです。
一緒にお風呂に入っていた時のこと...
自分のおちんちんの袋を両手でガシッと掴み、
『ママっ!!見てっ!!!ここに何か丸いのがあるっ』目を丸くして言うのです。
ん???なんだ?と、がに股になってる太郎を見て、わーすごい自分の身体に気づいたんだなーって、ちょっと感動。
お風呂で身体が温まり、睾丸が下りてきたのを偶然触れて気づいたんでしょうね。
男の子には男の子の気付きがあるんだなーと面白く思いました。
太郎、その丸いのふたつあるね。
『睾丸』っていうんだよ。赤ちゃんの種をつくるところ。まだ、種は作れないけど、大事にしないといけないところだよ。
って話しました。
実は今、私は第3子がお腹にいます。
花子の時は赤ちゃん返りで大変だった太郎は
今、まだ見ぬ妹か弟をすごく楽しみにしてくれています。
『性』を語ることは本当は恥ずかしいことでも、タブー視することでもないはずです。
でも、私たち親世代は、どんなふうに伝えてもらい、知り得てきたでしょうか?
おそらく、堂々と語り合えるような形では聞いてきていないし、学校の保健体育でも、ちょっと恥ずかしいなぁという感覚を持ちながら、さらっと流されてきたような気がします。
だから伝え方なんて分からないです。
でも、我が子には命を大事にする人間に育ってほしい。
子どもの現場で難しさを感じてきた性教育。
だからこそ、命のはじまり、成り立ちを、必要な時期に大事なこととして伝える。
『命』として伝えることが必要な気がします。
かといって、我が家でのことが正しいかどうかも分かりませんが...
という話でした
また何か面白いことがあったら、続編書きますね♪