子供の食中毒・食あたり 予防と対処法
ジメジメとして湿気の多い梅雨、そして気温があがる夏は、食中毒の危険が高い時期です。
特に抵抗力の弱い子供は、食中毒になることで命の危険もあります。
かかってしまったら強い症状の出ることの多い食中毒は、事前にしっかり予防しましょう。
【食中毒(細菌性胃腸炎)の予防】
小さな子供に生ものは避ける
1、2歳の小さな子供は、最近に対する免疫力が弱いものです。
特に夏は生ものは出来るだけ避けて、魚などの刺身は2歳を過ぎてから与えましょう。
アレルギーの出る可能性のあるイクラ、あたると症状の強く出る生ガキ、生ホタテ、生エビなどは3歳を過ぎてから与えるようにしましょう。
また、子供は細菌に汚染されたものを触り、その後手をなめてしまう、ということもあります。
子供の行動にはよく目を配り、こまめに手を洗うよう指導しましょう。
食べ物はよく加熱する
食中毒の原因となる細菌の大半は、80~100度で数分加熱すれば死んでしまいます。
しかし、一度温めたものでも、常温で数時間放置するとまた細菌が繁殖することも確認されています。
冷めてしまった食べ物はそのまま食べず、再加熱してから食べるようにしましょう。
調理器具は殺菌消毒
調理器具は使うたびにしっかり洗いましょう。
まな板や包丁は熱湯消毒すると安心です。
ふきんはこまめに交換して、洗ったあとはよく乾燥させて清潔な状態を保ちましょう。
定期的に熱湯消毒や殺菌剤などで消毒しましょう。
また、子供が卵の殻などの生ごみやゴミ箱を触ってしまわないように、蓋つきのものにしたり、子供の手の届かない所に置くなどの対策をしましょう。
手に傷が付いた状態で調理をすると、傷の細菌が原因で食中毒を起こす場合もあります。
傷口が食品に触れないよう、傷テープなどで保護して予防しましょう。
ペットからの感染も
犬や猫、鳥、亀などの糞には食中毒の病原菌が存在しています。
フンはこまめに排除し、子供がさわらないように気を付けましょう。
ペットを触った後やフンの後始末をしたあとは必ず手を洗いましょう。
調理器具や手指、食品の除菌にも。
口に入っても大丈夫な除菌消毒スプレー「インフルエンス」
【食中毒(細菌性胃腸炎)の原因菌 種類と症状】
細菌性腸炎の原因となる細菌にはたくさんの種類がありますが、代表的なものは次の3つです。
サルモネラ菌
集団食中毒の原因の半数を占める菌です。
卵やその加工品、乳製品に付着しています。
感染後12~24時間で激しい下痢や嘔吐、発熱などの症状がでます。
重症な場合、けいれんや意識障害がおこることもあります。
カンピロバクター菌
鶏、牛、豚、猫などの動物の消化管内やフンの中にいて、菌の付いた手や食品を口に含むことで感染します。
感染して3~10日で発症し、発熱、嘔吐、下痢の症状が見られます。
1日に何回も水様性の便が出るほか、血便がみられたりもします。
※O-157以外の細菌での血便は、黄色のドロッとした粘液の中にピンク色の絵具を落としたようなものが多い。
腸管出血性大腸菌
O-157に代表される非常に強い菌です。
人から人へも感染します。
感染後2~7日で発症し、下痢、激しい腹痛、発熱、倦怠感のあと、大量の鮮血便が見られます。
乳幼児は急性腎不全や急性脳症を起こして死亡する危険もあります。
※鮮血便とは、真っ赤な血のかたまりがたくさん混じった便です。
【食中毒(細菌性胃腸炎)の対処法】
食中毒の対処法
食中毒は同じものを食べている家族などで同時に同じような症状が出るのが特徴です。
激しい腹痛や下痢、嘔吐、発熱、血便などの症状が出たら食中毒が疑われます。
激しい下痢や鮮血便が出た場合はO-157の可能性があります。
特に子供は命にかかわる場合もあるので、急いで受診しましょう。
それ以外でもぐったりしている、おしっこや汗が出なくなった、皮膚がカサカサになる、吐き気がひどい、水を飲んでも嘔吐してしまう、5回以上の嘔吐などの症状が出たら急を要します。
夜間であれば救急車を呼んででも早めに受診しましょう。
食中毒は症状が軽いように見えても急激に悪化することもあります。
食中毒が疑われる時は、遅くとも症状の出た翌朝には必ず受診して下さい。
診察の際は2,3日の間(特に24時間以内)に食べたものや気になることをメモして行くと役立ちます。
食中毒による下痢は、細菌をすべて体外に出すために通常は下痢止めを使いません。
細菌の種類によっては抗菌薬が処方されます。
しかし、食中毒と診断されるのは激しい下痢や吐き気が続いてからです。
ひどい下痢の場合は、脱水症状を防止するために食中毒の疑いがあっても下痢止めを使う場合もあります。
いずれにしても自己判断は危険なので、医師の指示に従って服用しましょう。
また、処方された吐き気止めが効かないときや、嘔吐が止まらないときは、脱水症状の危険があります。
必ず再受診してください。
診察後のホームケア
水分が失われやすいので、水分補給が大切です。
吐き気止めが処方された場合は、服用後1時間ほどは水分を与えるのはやめた方がいいでしょう。
下痢のときは弱った腸を刺激しないように、水分は常温から人肌に温めてから飲ませましょう。
食事は嘔吐が治まり、症状が落ち着いてから与えましょう。
こどもが欲しがるようであれば、おかゆやバナナなど、消化に良いものであれば与えても大丈夫です。
水分補給には、水よりも体内への浸透が良い経口補水液がお薦めです。
風邪や食中毒時の水分補給に。常備しておくと便利。
大塚製薬 OS-1ゼリー(オーエスワンゼリー)
大塚製薬 OS-1(オーエスワン)[特定用途食品] 経口補水液
特に抵抗力の弱い子供は、食中毒になることで命の危険もあります。
かかってしまったら強い症状の出ることの多い食中毒は、事前にしっかり予防しましょう。
【食中毒(細菌性胃腸炎)の予防】
小さな子供に生ものは避ける
1、2歳の小さな子供は、最近に対する免疫力が弱いものです。
特に夏は生ものは出来るだけ避けて、魚などの刺身は2歳を過ぎてから与えましょう。
アレルギーの出る可能性のあるイクラ、あたると症状の強く出る生ガキ、生ホタテ、生エビなどは3歳を過ぎてから与えるようにしましょう。
また、子供は細菌に汚染されたものを触り、その後手をなめてしまう、ということもあります。
子供の行動にはよく目を配り、こまめに手を洗うよう指導しましょう。
食べ物はよく加熱する
食中毒の原因となる細菌の大半は、80~100度で数分加熱すれば死んでしまいます。
しかし、一度温めたものでも、常温で数時間放置するとまた細菌が繁殖することも確認されています。
冷めてしまった食べ物はそのまま食べず、再加熱してから食べるようにしましょう。
調理器具は殺菌消毒
調理器具は使うたびにしっかり洗いましょう。
まな板や包丁は熱湯消毒すると安心です。
ふきんはこまめに交換して、洗ったあとはよく乾燥させて清潔な状態を保ちましょう。
定期的に熱湯消毒や殺菌剤などで消毒しましょう。
また、子供が卵の殻などの生ごみやゴミ箱を触ってしまわないように、蓋つきのものにしたり、子供の手の届かない所に置くなどの対策をしましょう。
手に傷が付いた状態で調理をすると、傷の細菌が原因で食中毒を起こす場合もあります。
傷口が食品に触れないよう、傷テープなどで保護して予防しましょう。
ペットからの感染も
犬や猫、鳥、亀などの糞には食中毒の病原菌が存在しています。
フンはこまめに排除し、子供がさわらないように気を付けましょう。
ペットを触った後やフンの後始末をしたあとは必ず手を洗いましょう。
調理器具や手指、食品の除菌にも。
口に入っても大丈夫な除菌消毒スプレー「インフルエンス」
【食中毒(細菌性胃腸炎)の原因菌 種類と症状】
細菌性腸炎の原因となる細菌にはたくさんの種類がありますが、代表的なものは次の3つです。
サルモネラ菌
集団食中毒の原因の半数を占める菌です。
卵やその加工品、乳製品に付着しています。
感染後12~24時間で激しい下痢や嘔吐、発熱などの症状がでます。
重症な場合、けいれんや意識障害がおこることもあります。
カンピロバクター菌
鶏、牛、豚、猫などの動物の消化管内やフンの中にいて、菌の付いた手や食品を口に含むことで感染します。
感染して3~10日で発症し、発熱、嘔吐、下痢の症状が見られます。
1日に何回も水様性の便が出るほか、血便がみられたりもします。
※O-157以外の細菌での血便は、黄色のドロッとした粘液の中にピンク色の絵具を落としたようなものが多い。
腸管出血性大腸菌
O-157に代表される非常に強い菌です。
人から人へも感染します。
感染後2~7日で発症し、下痢、激しい腹痛、発熱、倦怠感のあと、大量の鮮血便が見られます。
乳幼児は急性腎不全や急性脳症を起こして死亡する危険もあります。
※鮮血便とは、真っ赤な血のかたまりがたくさん混じった便です。
【食中毒(細菌性胃腸炎)の対処法】
食中毒の対処法
食中毒は同じものを食べている家族などで同時に同じような症状が出るのが特徴です。
激しい腹痛や下痢、嘔吐、発熱、血便などの症状が出たら食中毒が疑われます。
激しい下痢や鮮血便が出た場合はO-157の可能性があります。
特に子供は命にかかわる場合もあるので、急いで受診しましょう。
それ以外でもぐったりしている、おしっこや汗が出なくなった、皮膚がカサカサになる、吐き気がひどい、水を飲んでも嘔吐してしまう、5回以上の嘔吐などの症状が出たら急を要します。
夜間であれば救急車を呼んででも早めに受診しましょう。
食中毒は症状が軽いように見えても急激に悪化することもあります。
食中毒が疑われる時は、遅くとも症状の出た翌朝には必ず受診して下さい。
診察の際は2,3日の間(特に24時間以内)に食べたものや気になることをメモして行くと役立ちます。
食中毒による下痢は、細菌をすべて体外に出すために通常は下痢止めを使いません。
細菌の種類によっては抗菌薬が処方されます。
しかし、食中毒と診断されるのは激しい下痢や吐き気が続いてからです。
ひどい下痢の場合は、脱水症状を防止するために食中毒の疑いがあっても下痢止めを使う場合もあります。
いずれにしても自己判断は危険なので、医師の指示に従って服用しましょう。
また、処方された吐き気止めが効かないときや、嘔吐が止まらないときは、脱水症状の危険があります。
必ず再受診してください。
診察後のホームケア
水分が失われやすいので、水分補給が大切です。
吐き気止めが処方された場合は、服用後1時間ほどは水分を与えるのはやめた方がいいでしょう。
下痢のときは弱った腸を刺激しないように、水分は常温から人肌に温めてから飲ませましょう。
食事は嘔吐が治まり、症状が落ち着いてから与えましょう。
こどもが欲しがるようであれば、おかゆやバナナなど、消化に良いものであれば与えても大丈夫です。
水分補給には、水よりも体内への浸透が良い経口補水液がお薦めです。
風邪や食中毒時の水分補給に。常備しておくと便利。
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