マーク・ボラン 魔法の効き目 | BABYDOLL LOUNGE

マーク・ボラン 魔法の効き目

さて、今日は久々にこのコーナー
たまには楽しい記事も書かないとね。
えっと…前回がLのアーティストだったので、続いては
Mでいきましょうか、と言ってもMのアーティストって意外に
浮かばない。そこで反則技ですがT.REXのマーク・ボランでも
取り上げましょうか!

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高校の時分、T.REXの「SLIDER」というアルバムを同級生に
譲ってもらったのをきっかけに、「電気の武者」
(この時期に…突っ込み入りそうなタイトルw)とか色々聴いてきたけど、
何故だかマークボランという人物の人となりについては
何十年もの間あまり調べることもなく、
ほとんど知らずに今日を迎えたという事実にちょっと驚きつつ、
たった今、調べたことに薄弱な妄想力も加えながら最後まで書こうと決断したのだ。

マーク・ボランことマーくんといえば
何というか妖しい不思議くん的なイメージがあった。
生きていればわたしよりも年上なのだから君づけで語るのは失礼ではあるが
彼は30歳手前でお亡くなりになり、わたしは現在アラフォーで、
彼の生きた年齢を随分通り越して語るというのもまた不思議で妙な感覚ではある。
さて、マーくんは若い頃はアイドルになりたいと願っていたそうで、
そんな願いを叶えるためかどうかは判らぬが、パリに住んでいる魔女の下で
魔法、呪術、錬金術を修行したなんて話も有名だ。
う~ん、これはジュリーやヒデキ(古い?)に憧れていながら、
普段はコックリさんに凝ったりマンガ恐怖新聞や雑誌ムーを読んだりしている
昭和の妄想キッズみたいなもんだろうか?ちがうか~(笑)
・・・まあ、化粧なんて覚えたりファッション雑誌のモデルも
やっていたそうだから、今現在の小さな自分から脱出するための
若者特有の変身願望があったのは間違いないだろう。
意外なのはエリッククラプトンの下でギター修行したという記述。
T.REXの音にはあまりブルースの泥臭さや渋みは感じない。
案外、クラプトンみたいには上手く弾けなかったので
昔の参考にしたい楽曲のシンプルなエッセンスを取り出して
新しい独自の世界観を再構築することでT.REXの音楽性を決定付けて
勝負する方向性を見い出したのかなとも思えてきます。
そこんところ考察してみましょっか。
実際、T.REXのサウンドを分析してみると、あの煌びやかで妖しい音像が
意外にもシンプルなリフやフレーズで構成されており
小難しいことは一切やっていないことがわかる。
古典的なブギーやロックンロール、50年代のオールディーズにも似た
青春グラフィティ的な甘くとろけるような香りが漂う、
古き良きティーンエイジポップスを換骨奪胎し
新たな世界を構築したような音、
古いものに魔法の杖をサッと振ったりなんかしちゃって
キラキラと輝く宝石のような音に蘇らせて再生したような
感じは確かにあるよね(笑)
ここはやっぱ不思議君の面目躍如で魔力使ったかなと。
そしてギンギラギンに派手なファッションで身を包んだマーくんが
あの超音波を発しているような官能的なヴィヴラートのかかった声で歌うと、
あ~ら、不思議、女の子たちが虜になり熱狂しはじめちゃったわけですね。



んで、摩訶不思議でありながら、サイダーを飲んだあとの爽快感、
夏の夕闇の中に映し出される二人の長く伸びた影が思い浮かぶ
ティーンエイジ・ロマンスすら感じる曲もあって、
やっぱりT-REXにしかないオリジナリティーをしっかり確立していますね。
とはいえ、残念なことに熱狂的な流行というのは一時的であって、
やがてグラムロックも衰退していくわけですが、
流行というのは一種の魔法みたいなものですね。
一時はとても輝いて見えたものが、時間の経過とともにその輝きを失い
求心力も無くなってしまう。魔法が切れれば、この世のリアルな残酷さに
身をさらさねばならなくなるわけです。
もともと性格が我儘だったマーくん。手が付けられない程になり、
周囲からも人が去っていき、孤独に苛まされている間に不摂生が祟り、
太ったことでビジュアル面でも精彩を欠き、
ストレスが溜まりネガティブな精神状態のスパイラルに嵌りこむ中で
「ぼくは30歳になる前に死ぬだろう」
なんて悲しい宣言を周囲に言い出してしまう。
不幸にもその言葉どおりにマーくんは30歳になる2週間前、
本当に自動車事故で死んでしまったわけです…
その車に同乗し運転していたのは当時の愛人グロリア・ジョーンズさん。
この方、元々は黒人のゴスペルシンガーだそうで
モータウンなどでも活躍していたらしく
T.REXのツアーメンバーでコーラスに抜擢されたことで
マーくんの愛人になったらしい。
しかし、生き残ったほうは辛い。
心ないファンからマーク・ボランを死に追いやった女などと非難され、
本業の歌手活動にも支障をきたしたことだろう。
彼女のことを調べてみたら、昔買った「ゴスペル・クワイアで歌うボブ・ディラン」
というゴスペルシンガーによるディランのカバー集CD(P-VINE)に
彼女も参加しており、「アイ・シャル・ビー・リリースト」で
見事な歌唱を披露していたのであった。
マーくんの死後、彼女はアメリカに帰国したが、やはり歌手としては活動ができず、
現在はアフリカでエイズ撲滅のためのボランティア活動をしているとのことだ。

在りし日のデュエット 

いいねえ~!カバーですが。

そんな彼女がシンガーとして60年代にリリースした
「汚れなき愛(Tainted Love)」というシングルがあり、
この曲は21世紀に入り、あの鳥肌実にそっくりなおっさん悪魔歌手
マリリン・マンソンがカバーしているそうだ(笑)
う~ん、魔がつながっちまった・・・
同じ魔でもマーくんのほうは可愛い魔法の使い手って感じがするけど、
マリリンくんは邪悪な感じ(笑)であんまし好きになれんなあ・・・
悪魔ごっこもほどほどにしないと自分を不幸に追いやることになるよ~
話が脱線しそうなので、元に戻します。
マーくんが死んでから既に33年ほど経過したわけですが
その間、相変わらずT.REXの曲はCMに使われ続け、ご存知のように
浦沢直樹さん原作の映画「20世紀少年」の主題歌にも選ばれ
もはや永遠のスタンダードナンバーになりつつありますね。
彼の魔法は案外いまだに効いているのではないかと思うわけです。
わたしも魔法に掛かった一人なのでしょう。
そんなマーくんの魔法を愛して奇跡を夢見た人たちは
はたして今でも踊ったりするのだろうか?既に遠い過去のお話だろうか?
ふと窓の外をぼんやり見つめるわたしであった。


では、また!
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と言いたいところですが、
これ書く前に二日酔いのときにアドリブで一気に書いた
失敗作もありますので特別に公開しましょう。
暇な人だけお読みください(笑)
じゃあ、クレイジーなNGヴァージョンをどうぞ!


昔、とある繁華街で
酔っ払った勢いで占い師に占ってもらったことがある。
その占い師がいうには、おいらは30歳までに死ぬ可能性がある
ということであった。もしそれを乗り越えれば長生きするでしょう
なんてなこと言われて、金を出した上に嫌な気分にさせられたわけだが、
今わたしは40歳を超えて粘り強く生きている。
オケラやアメンボ同様に太陽の下で生きているのだ。
ところでマークボランは「僕は30歳になる前に血まみれになって死ぬ」などと
周囲に語っていたらしいが、実際30歳の誕生日の2週間前に恋人の
運転する車で事故死しその通りになってしまった。
この生死の運命の分かれ道はどこにあったのか?みなさんと一緒に考えてみよう。

マークボランは一時期、オカルトに凝っていた時期があり
本格的に魔術師の下で修行し、魔女と同棲していたと書物に書かれていた。
オカルト…わたしはそんなものにのめり込んだ時期があっただろうか?
振り返れば小学生の自分、コックリさんや口裂け女が流行り、
恐怖新聞という漫画も人気があったが、オカルトとはちょっと違うか(笑)
だいたい魔女と同棲ってどんなものなのか?
同棲経験はあるにはあるが、
その女と喧嘩し、翌朝起きたら枕元に包丁が置いてあったとか
家に帰ってきてドアノブを回して開けたら、
ゴムで仕掛けられたボールペンが飛んできて額に突き刺さったとか、
FAXから呪いの言葉が書かれた用紙が延々出てくるとか
真っ赤なネグリジェを着た女が夜中に突然けたたましい奇声をあげながら
空中に浮かび変な液体は吐き出すとか、そんな経験はもちろんない(笑)
せいぜい、彼女の作るカレーライスが口に合わなかったことくらいだ。
大体、魔術師の下で修行って何をするんだろう?
帽子の中から鳩を出したり、口の中からお花が出てくる練習でもするのか?
それは手品師か・・・(笑)
まあ、日本人としてはアレか?藁人形・・・?
自分の憎む人間を藁で作った人形に見立てて釘を打ち込むというアレだ。
わたしも憎しみが沸く人間がたくさんいたので、とりあえず研修に
参加してみた。

魔女「さあ、死んでしまえ!とシャウトしながら釘を打ち込んでみなさい」
自分「死んでしまえ・・・」コーン!
魔女「まだまだ!声が小さい!」
自分「死んでしまえええええ!」コーン!コーン!
魔女「その調子!もっと!」
自分「死ねええええええええええ!」カコーン!
魔女「釘を打つ場所が良くないわね。もっと頭の部分に勢いよくね
   もう少し腕の角度を真っ直ぐにして、左足を前に出して姿勢を
   安定させたほうが命中率高くなるわよ、わかった?」
自分「はい、わかりました。こ、こうですか?案外難しいもんですね」
魔女「そうなのよ、わたしもちゃんと打てるようになるまでに10年かかったの」
自分「じゅ、10年!?・・・申し訳ありません。そんなにかかるなら辞退します。」
魔女「そんなことでいいの?あんたの憎いあいつがこれからも生き続けるのよ」
自分「そんなことに10年も時間費やすなら、自分が幸せになる努力をします」

といった具合に、人を憎むことに時間と労力をかけるのであれば
自分が幸せになることを考えたほうが得策ではないか?
と思い、わたしは魔女との修行を諦めたのである。
世の中には人を不幸にするための信仰や啓蒙思想が蔓延っている。
このバビロン東京にゃ、魔がいたるところに蔓延しており
我々はそれをうまく避けながら生きていかなけりゃならない
実はそういったものに触れたのをきっかけに自分の不幸が始まるからだ。
腐った果実を食べさせようと奴らは今
あなたの隣りに密かに立っていて狙っているのだ。

って・・・ここまでアドリブで話を進めてきたのだが、
マークボランは忘却の彼方へ行ってしまった(笑)
話の着地点が見えぬまま、今わたしはパソコンの前でなすすべもない。
続きは読者の皆さんで考えてください(笑)
て、言うのは冗談で、魔術など知らないくせに
筆を進めてきたことを後悔し、でもここまで書いて後戻りできないので
何とか落ちをつけたいのだが・・・
ま・・・魔・・・なんとも不気味な漢字だ。
そうだ、ちょっとマークボランを漢字に変換してみましょう。
魔悪墓乱、おっ、なんつーか80年代の暴走族みたい?
魔亜紅菩嵐 これはレディースかいな(笑)

やばい…書きたくないときは書かなきゃいいんじゃないの?
無理矢理書こうとするから惨憺たる状態に、と天の声が…
しかも昨日飲んだ酒のせいで・・・
ちょっと気分を変えてテレビなんか点けましょか。
どっかの校長が女ものの下着を盗んだなんてニュースをやっている。
きっと魔が差したんだろう。
う~ん
人徳がある人がこういうことをしでかす心理というのはどういうもんなのか?
人から良く見られたい、見られなければならないという抑圧が重なると
本来、人間が無意識の奥底に押し込めている犯罪性がふとしたことで
制御できなくなるんだろうな。まあストレスが強い誘因となるのは学者などの
言うとおりだろう。
わかった!キーワードはストレスだ
マークボラン率いるT.REXはティーンの女の子に人気があったらしい。
一度、人気が凋落したときに、彼はストレスで太ったらしいのだ。
きっと若き時代に雑誌のモデルまでしたくらいだから、
相当気が病んでいたと思うのだ。
そんなときに、ふと魔が差して、黒魔術なんかに凝りだして
どっぷりハマッてしまったのかもしれない・・・
・・・・・・・ダメだ、この記事(笑)

アホすぎる、酷い・・・(笑)