こんにちは。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?


燃え尽き症候群(明治座ロス)からも
抜け出せましたので、つらつらと
由紀さおりさんの明治座公演の
ブログのまとめを書いてみようと思います。


かなーり長いので注意です爆弾


しかも、書き始めると、キリがなく
今回は、結果お芝居編という感じに。
音楽編はまた後日かな?(笑)


まずは、この明治座公演。
座長 由紀さおりさん。


お芝居の第1部に始まり、第2部、第3部では
由紀さんの50周年を振り返りつつ
これから先を見据えたステージ。
もちろん、その全てに全力投球。


4時間の公演が昼・夜の日もあるわけで
この方は、いつ休まれて、いつご飯食べて
おられるんだろうか?というほどでした。


その中でも、出演者、スタッフに対して
お心遣いをされている姿。素敵すぎて。
もはや神の領域でした。


音楽ステージのバンマス川口さんも
「僕たちが、疲れたなどとは、絶対
口が裂けても言えないぃぃぃぃ!」と
ご自身のブログに書かれていましたように


由紀さんのひたむきなお姿から
ステージをご覧になった方
ステージ関わる誰もがチカラを頂いて
いたと思います!


今回も貴重な経験をさせて頂き
ありがとうございました!!!


そして、何より
お疲れ様でございました!!!!!






あれは、、、


さかのぼること半年ほど。去年の7月。
由紀さんの「素敵な音楽館」の収録の際
楽屋に挨拶へ行かせて頂いたとき

ちょうど、歌声喫茶の特集の回でしたね。


「来年1月の明治座公演よろしくね♪
あと、お芝居の方も沢山、お勉強してね♪」
と、由紀さんがおっしゃったんですが


僕らの頭の中は
「ん?んん??お芝居?んんん???」
と、若干のパニック気味。


「は、は、はい!よろしくお願いします!」
と、お答えしつつも、半信半疑のまま




しばらく時が流れ



11月の中旬。お芝居の台本が手元に届く!

「ほんまに?これ、現実やんな?」と


プチパニック気味でしたが、台本を開き


「ホルモンズ」を見つけたとき

やっぱりほんまの話やった!


エライことになった!


と、十数秒は取り乱してみたものの
出来ることを精一杯やり切るしかないと
いう気持ちになりました。




今回のお芝居「下町のヘップバーン」は
昭和38年、映画館が多くある街にある
大衆食堂「川端食堂」を舞台に
その店のご主人 川端ますみ(由紀さん)が
とりまく人達との間に様々な出来事がおこる
人情コメディー(?)


川端食堂の看板@明治座稽古場
携帯の待ち受けにいかがでしょう?^ ^
お守り効果があるという、、、噂。



台本を読み進めると、面白くて。
ホルモンズの設定も僕らがやりやすい様に
書いて頂いていたり。実際はじめて衣装を
着たときはメンバー全員が爆笑でしたが。


ベイビー・ブーでいるよりも
時間が長かったからなのか?次第に
自分らはホルモンズ。って意識の方が
不思議と強くなって行きました(笑)


焼き魚定食の歌も好評!
皆さんに愛して頂けました♪
堤さん、素敵な役を
ありがとうございました!!!



是非、焼き魚定食の歌、挑戦してください^ ^






が、お芝居5人で初経験の僕ら。
本読みから、しっかり役を作って来られる
役者の皆さまに圧倒されつつ
出来ないなりに、もがいておりました。


稽古場へ移動してからの数日は
お稽古の勝手も分からない僕らに
色々と教えてくださったのは高倉さん。
高倉さんのお父様、お母様とは
実はボニーさんのコンサートで
お会いしたことがありまして。
世間は狭いですねぇ。が、キッカケでした。


そして、前回、由紀さんの明治座公演で
ご一緒させて頂いた武岡さんも僕らに
色々と教えてくださいました!
音楽ステージのとき、気付くと袖から
曲に合わせて手拍子してくださっていたりと
お芝居だけでなく可愛がって頂きました♪


稽古場の男性更衣室、優しく温かく
おおらかに話しかけてくださるのは
篠田さんでした。篠田さんは音楽も
コーラスもお好きで「歌えるのいいねぇ♪」
と、いうように緊張気味の僕らをいつも
リラックスさせてくださいました!


お稽古が進んでいくと
「ホルモンズ〜!どうしてそんなにお芝居下手なんだ〜(笑)もっと自然でいいんだよ〜。」
と声をかけてくださり、こんな感じはどう?
一回やってみよう!と、アイデアをくださり
つつ教えてくださったのは渡辺さんでした。
コーラの早飲みにも、脱帽です!


お芝居チームでのご飯会のとき席が近かった
吉井さん、峰尾さん、工藤さん
そして後々、同じ楽屋になる積ちゃんとも
お話出来るようになって行きました♪


積ちゃんと峰尾さんの掛け合いが
日々、進化していくのが興味深かったり


最後のシーンでステージにいない吉井さんは
「みんな、ラスト一緒でいいなぁ。
私とナベさんだけいないんだよ〜(笑)」
と、言っておられたのが可愛いかったです。



由紀さんの身の回りや、楽屋でお手伝いも
されていた、西畑まどかさんも
前回の明治座に続き、ご一緒させて頂き
楽屋入りの早さを競うまではいきませんが
今日も早いですねぇ。
と、毎朝着到板競争?(してません。笑)



メイクの青木先生からは
「ここやり過ぎ〜(笑)ちょっと直して」
「眉毛、もうちょっとあった方が男前」
「半分だけやってあげるから、あと半分やってみて♪」という風に、舞台でのメイクも
教えて頂いたりと、初物づくし。

クレンジングの大切さを知った@明治座






楽屋からお芝居の第1幕に向かわれる
由紀さんをスタンバイしてるメンバーで
毎日の恒例、お見送り〜♪



幕が上がるともちろんノンストップです。
が、ずっと舞台に出ているわけでもなく
出番でないときに、どのタイミングで
どうスタンバイするのか?ということも
日々勉強になりました。


最終的にはこのタイミングのスタンバイは
このセリフを聞いてからがいいね。
と、いう感じに落ち着きました。


初日は、お芝居の間、視界が狭くて(笑)
それからは日に日に、視界が広がっていく
ような感覚で。必死にやるのみ!という
スタンスから徐々に楽しめるように。


セリフの間やテンションが変わると
それに対する対応が変わっていったり
相槌の打ち方が変わったりと、ステージ毎に
少しずつ変わる「何か」が楽しかったです。
重田さんのお芝居からそういったことを
多く学ばせて頂いたと思います。


個人的な楽しみとしては、小春さんが
手紙をくしゅくしゅと丸めてゴミ箱に
投げるシーンがあるのですが。
ゴミ箱に入るか入らないかは、毎ステージの
楽しみになっていました。






ますみさん(由紀さん)が夜に
「ムーンリバー」を歌うシーンは
ホルモンズとしても見せ場の1つ。


ますみさんと歌っているシーンを自分達が
見れないのは残念でしたが(笑)
毎回、ますみさんとこうして歌えるから
ホルモンズは川端食堂の隣のアパートに
住んでるんやろなぁ。って思ったり。


ちなみに、このムーンリバーのスタンバイは
暗転の中、階段を登るというスリリングな
一面もありましたが、そこは流石の技。
明治座のスタッフさんがスーパー畜光テープを
階段に貼ってくださったので、暗転の中でも
安心してスタンバイ出来ました♪


そして、コメディエンヌとしての由紀さんが
最高に面白くて、お茶目で可愛くて。


でも、そんな中、ラストシーン
ますみさんが島本さん(篠田さん)への
セリフの中に


「あなたに会えて分かったことがあります。夢を見るには覚悟を決めなければならないということです。どんなに傷つくことになろうとも、夢を見るんだと覚悟すること。どんな未来が待っていようとも、前に向かって歩くんだという覚悟をすること。あなたのお陰で私にも少しだけ覚悟をする準備のようなものができたようなきがします、、、。」


ますみさんのこのセリフは役をも飛び越え
由紀さんのご自身の言葉としても聞こえ
僕の中に響いています。







夢を見る覚悟
前に向かって歩くんだという覚悟









本当に、そう思う。








何事も覚悟だ。









今回、このお芝居を通じて初めてのことも
沢山経験させて頂きました。

日々勉強させて頂き、刺激、覚悟を頂いた
「下町のヘップバーン」でした。

終演後、由紀さんの楽屋前にてカメラキラキラ



出演者の皆さま、スタッフの皆さま
そして、お越し頂きました皆さま
本当にありがとうございました!




長々とブログにお付き合いくださいました
皆さま、ありがとうございました!


ほな、ゆーすけでしたパー