明治座千穐楽。


ただただ今日の日を。という気持ちだけで
一日一日を過ごした、23日36公演。
昨日、千穐楽を無事迎え幕がおりました。


まず、この一ヶ月、何にも代えられない経験を
させて頂いたこと、心から感謝致します!


そして公演中、明治座へお越しくださいました
皆さま、遠くからも応援してくださった皆さま
お花やお手紙など、本当に励まされました!
ありがとうございました!



由紀さんが舞台挨拶でおっしゃってましたが
この明治座公演、演者さん、スタッフさんを
合わせると180人ほどの方が関わり
作り上げられたものだったそうです。


それぞれの方が自分のするべきことを
プロの仕事と責任、誇りを持って行い
その上での支え合いで、成り立ってるんだと
毎日続けて目の当たりにすることで
改めてそのことを強く感じました。


普段から僕たちが歌わせて貰えるのは、実際
どの現場でもそういう風に支えて頂いてる訳で。


もっともっと、日頃から感謝して
ステージに立たなきゃいけないなと。
まだまだ至らないことだらけだと実感。
周りの方へ感謝の心を常に持って
ステージで期待を越えて恩返しできる人に
そして、そんなグループにならなきゃですね。





本当、今日は何から書いてよいものやら・・・




ステージでのことを中心に
感じたことをつらつら書いてみますね。
多分まとまらなくて、めちゃくちゃ長くなる予感。


何回かに分けて読むか、最後まで到達する前に
諦める方が多数出るであろう予感です。
みなさん、出来れば諦めないでくださいませ♪





今回参加させて頂いた
由紀さおりさん  明治座特別公演
第二部オンステージ〜由紀灯りの歌たちよ〜


『夜明けのスキャット』


で幕があがり、第一部の着物姿から一転
ドレス姿の由紀さおりさん登場。


『手紙』『生きがい』『挽歌』


原曲に忠実だけど、一味も二味も違うアレンジ。
由紀さんというフィルターを通ることで
歌詞がメロディーにさらに寄り添い
曲の世界観が繊細に描かれます。


3曲歌い終わられた後のMCで由紀さん
「ヒットしたのは、どの曲も男性と
お別れする曲ばっかりなのよ♪(笑)」 


とのことでした(笑)


誰もが知ってて、誰もが口ずさめて。
色んな世界を見せてくれる万華鏡が歌謡曲☆
由紀さんの歌謡曲に対する愛を
感じずにはいられない。お話です。


そして、マルシアさんが呼び込まれステージへ。


『ふりむかないで』『三味線姉妹』『UFO』
『待つわ』『白い色は恋人の色』


女性デュオが愉しく、心地よく蘇ります。
(由紀さん、マルシアさんの息がぴったりで
本当に愉しく、袖でみんなで歌ったり
振り付けを真似たりしておりました。
曲の合間に入るちょっとしたお喋りも
笑わずにはいられないもので、最高!)



デュオの曲のメドレーが終わると
マルシアさんにステージが託され


『ふりむけばヨコハマ』『君が好き』



本番が始まる前、必ずバンド部屋に行かれ
「みなさん、今日もよろしくお願いします。」
挨拶をされているマルシアさん。
ステージへ向かうとき楽屋通路で温かく
送り出してくださるお芝居の役者の方々への感謝。
ステージでは指先まで意識の行き渡った
パフォーマンスと歌。


ブラジルから日本に来られて下積み修行の後
デビューされて29年。感謝を常に忘れない
本当に明るくてチャーミング。素敵な方です☆
これからも末長く、よろしくお願い致します!



六八九トリオによって世の中に産まれた
『君が好き』を歌い終わられたマルシアさんに
代わりまして、僕たちはアカペラで登場。


バンマス川口さんの作られたオリジナルの
『由紀灯りの歌たちよコーナーオープニング曲』


その曲終わりで
ドレスチェンジされた由紀さんが再び登場。
ここからは怒涛の歌謡曲メドレーです。


『愛のさざなみ』『星降る街角』
『星影の小径』『あなたのすべてを』
『シルエットロマンス』
『ラブ・イズ・オーヴァー』
『みんな夢の中』


色々な愛の形、歌謡曲に描かれた男女の恋物語。


由紀さんのコーラスをさせて頂くだけでも
相当、緊張するのですが
今回は予想をはるか超える振り付け!
(僕らの予想のレベルが低かった〜(>_<))


普段、歌って踊れないグループとしての
活動が定着している(笑)僕らにとって
とっても高いハードルでしたが
振り付けの広崎うらんさんの鬼シゴキに耐え
何とかギリ、合格サインを頂きました。
(実際は優しく愛をもって教えて頂きました^_^)


僕たちはその世界観を描けたのかな?
その世界の一員として、みなさんの記憶に
思い出に残っているとしたらすごく幸せです☆







MCバンド紹介
『forty fifth futures( three F)』


個性豊かなバンドメンバーさん達。
みなさん普段活動される場所も違う。
一見、このメンバーまとまるのかな?
とも思うほど、ほんまにカラフルな方々
なのに演奏が不思議なほどしっくりくる。


なんでかな?って考えてて気づいたこと。


みなさんの共通項は、常に周りの演奏に対して
驚くほどのアンテナを張っておられていて。
それに対応する技術と繊細さ、大胆さもあって。
何より、歌に寄り添う『歌心』が
みなさん素晴らしいんだ!と実感しました。


バンマス川口大輔さんを中心に
ときには盛り上げ、歌に寄り添う演奏
その日の空気感を敏感に感じ取り
その瞬間の色彩を刻々と変化させる匠たち。
その日だけの音楽を毎日作ってくださいました。


また、ご一緒させて貰える日がありますよう
心から願っております。ありがとうございました!
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終演後のバンドメンバーさん楽屋でカメラ
ほんま、ええバンドメンバーさん達です☆





そしてステージは終盤へ。
マルシアさんと、僕たちは送り出して頂きまして
由紀さんがテレサ・テンさんの曲を。


『つぐない』
『あなたと共に生きてゆく』


空気が、切なさが、バンドの演奏と共に
ラストに向かい加速度を増していく。
粉雪のようなキメの細かい由紀さんの表現と
そこにすぐ物語が見えるような歌の世界観。
ステージにいる人も、スタッフさんも
そしてお客さんも。そこにいる人、全てが
歌の世界に引き込まれているんだと。
その空間にいる全ての人が
由紀さんに憧れ、確実に恋をしている
そんな感覚を覚えた曲『つぐない』


そんな儚い刹那さから一転。
加速度を増していたステージが無重力空間に
辿り着いたかのような、ゆったりと穏やかな時間


『あなたと共に生きてゆく』


テレサ・テンさんの遺された歌声に
由紀さんの声が重なって届けられるこの曲。
陽だまりのような優しさと大きな愛に包まれて
毎回、舞台袖で涙目です。ほんま素敵すぎる。





最後のMC
美空ひばりさんと越路吹雪さんを大尊敬される
由紀さん。今もずっと背中を追い続けていると
いつもおっしゃっていました。


「ひばりさんの曲は、、、
出来ることなら、またこの明治座この舞台で
お届けできたら嬉しいです♪」
と由紀さん。また、この言い方が
(僕が言うのは失礼な表現なんですが言葉が
見つからないので敢えて言わせてください。)
ほんまに可愛い!!!です。


話は寄り道しますが。
以前、由紀さんのBSの歌番組
「由紀さおりの素敵な音楽館」で歌われていた
『リンゴ追分』を見て物凄い鳥肌が立ちました。
次回の明治座公演があれば⁈
是非とも生で聴かせて頂きたい一曲です。





そして、この明治座公演を締めくくる一曲。


『愛の讃歌』


由紀さんの1人アカペラから曲が始まります。
繊細すぎるほど繊細で。僕らが息をすると
響きを壊してしまうんじゃないかという緊張感。
をするのも忘れるってこういうことか。と。


特にこの曲の「なんにも〜いらない〜♪」
の部分!日によっての表現が全く違っていて
毎日、ノックアウトされておりました。


ここに『由紀さおり』という歌手の
今までの生きて来られた人生を
この一曲に込められているのか。とも
命を削って歌っておられるようにも感じるほど。
緊張の糸は、もちろん切れることなく
エンディングまで。もう全てが圧巻。


どう生きていけば・・・
こういう歌を歌えるのか・・・。
僕には到底、見当もつかないです。


『愛の讃歌』の後、バンドの演奏にのせて
笑顔でお別れの挨拶をされ、そして幕がおります。
バンマス川口さんのピアノのラストノートが
ずっと頭の中に余韻を残してくれる
そんなエンディング。


幕がおりるまで、そして、おりきってからも
お辞儀されていた由紀さんの姿を、今日の歌を
一生忘れることはないと思います。






千穐楽ということで
この後、再び幕が上がり舞台挨拶。
田村さんをはじめ、一部のお芝居の演者さんも
二部で出演のマルシアさんと僕たちも
ステージに勢ぞろい。
安堵感と楽しさと寂しさも色んな気持ちが
混じりあわせの舞台挨拶となりました☆



二部のステージだけでも濃い中身なのに
一部でお芝居も全力投球。それを36公演。
座長として周りの方に対しても気配りも
一切、手を抜かず。ただただ頭がさがります。


由紀さん、本当に本当にお疲れ様でした!!!
そして、ありがとうございました!






一部に行かれるときにカメラ
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このお見送りきっかけで、お芝居に出られている
みなさんとも少しずつ打ち解けていきまして。
仲良くして頂きました☆



二部のステージへ行かれるときカメラ
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ハイタッチが恒例のものとなりました♪





チェックを入れていった公演スケジュール
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積み重ねることを学ばせて貰いました。


明治座の楽屋口で提示するパス
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警備員さんとの挨拶まで
どれも1つずつがこの1ヶ月のいい思い出。






そして千穐楽を見に来てくださった
我らの先輩、藤田恵美さんとカメラ
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恵美さん、ありがとうございました!



そして恵美さんと僕らのマネージャー業務を
掛け持ちして、いつも頑張ってくれるS本さん
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僕らより充実感たっぷり風な表情。
俺をあんまりブログに載せないでよ〜
って言われてたけど今日はアリですね(笑)
お疲れ様でした☆









日が明けた今日は、習慣化していた時間に
目覚ましがなくても目覚めるもので。
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これを書きながら
明治座公演、ほんまに終わったんやなぁ。
と、少しずつ実感が現実化しております。


この日々で学ばせて貰ったことを糧に
今日から、もっと頑張っていかなければ!
と、誓う今日この頃です。





貴重な経験をさせて頂いたこの明治座公演。
由紀さんをはじめ
全ての演者さん
全てのスタッフさん
そして、お越しくださった皆様
遠くからも応援してくださった皆様など
全ての方に改めて感謝いたします!
愛がいっぱい詰まった
現場に参加させて頂き、幸せな1ヶ月でした。
本当にありがとうございました!!!

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千穐楽のピンが抜かれたこの写真が御守りです☆








今日のブログ、最後までお読み頂きまして
本当に、ありがとうございました♪


今日は夕方からラジオの収録に行ってまいります。


ほな、ゆーすけでしたパー